叔母さんのお葬式。
すべてが夢の中で体験しているかのように
終始全く実感のないまま進んでいった。
棺の中に眠る叔母さんは、
やつれているでもなく
今にもすくっと起き上ってくるかのようだった。
話を聞くと、1年半くらい前に癌だって判明して、
ちょうど二週間前に入院して
本当だったら今日退院する予定だったらしい。
61歳。
今でも私の中で声が響いてくる。
変な感じだった。
私はどうして泣かないんだろう?
どうして悲しくないんだろう。
すごく、すっごくお世話になったし大好きなのに。
もしかしたら「悲しみフィルター」にかかったら
しばらくの間まいってしまうから
自分で自分をコントロールしたのか。
おばあちゃんが、棺から離れなかった。
娘に先立たれて、平気なはずはない。
私、薄情なのか。