戦火の馬

War Horseのポスターより

スティーブン・スピルバーグ監督とヤヌス・カミンスキー撮影監督の両名により、第一次世界大戦前夜のイギリスの牧歌的風景から戦火の荒野まで、美しい自然描写とリアルな戦場描写が融合した映像美が堪能できます

広大なイングランドの牧草地。若い農家の少年アルバートは、美しく力強い仔馬ジョーイと出会い、心を通わせる。かけがえのない存在同士の絆が静かに、しかし確かに芽生える瞬間から物語は動き出します。戦争という非情な現実が差し込む前の、純粋で瑞々しい導入。

監督：スティーヴン・スピルバーグ（Steven Spielberg）
脚本：リー・ホール（Lee Hall）、リチャード・カーティス（Richard Curtis）
出演者：ジェレミー・アーヴァイン（Albert）／エミリー・ワトソン、デビッド・シューリス、ピーター・ミュランほか
製作年：北米では2011年末、日本では2012年公開
ジャンル：戦争ドラマ、ヒューマン感動作
上映時間：約146分（約2時間26分）

サクッとあらすじ

第一次世界大戦前夜、イギリス南西部デヴォンの農場で、少年アルバート（ジェレミー・アーヴァイン）は仔馬ジョーイと心を通わせた。家計を助けるためにジョーイは軍馬として売られてしまうが、アルバートはジョーイを取り戻したい一心で志願兵となりフランスへ赴く。一方、ジョーイは戦場で様々な人々と出会い、それぞれの出自や想いを抱えながら生き抜こうとする。やがて苦難を経て、二人の再会への希望が静かに高まっていく — そんな感動のヒューマン・ドラマです

感想

珍しい馬が主人公の作品です。

評価も高いので視聴してみました！

馬も激動の人生（馬生？）を駆け抜けてきたんだな～と涙が。

敵味方で感情移入しちゃうんですが、主人公が馬なので悪い人間！嫌い！！ってなります（笑）

主人に忠実な馬ちゃん。もう絶対に幸せになってほしいですね

見所

ジョーイがアルバートに懐く「来い」と呼ばれるシンプルなやり取り。
戦場での疲弊する馬と兵士たちを描く、静かながら胸に刺さるシーン。
映画全体を通して、台詞以上に無言の絆が心を直接揺さぶる瞬間の連続です

感情を揺さぶる純粋な絆：国・人種・立場を超えて心が通じ合う瞬間が、普遍的な温かさを持って心に響きます。
戦争と共にある命の尊さ：無垢な命が置かれた非情な環境の中で、人間・動物それぞれの生の意思が光ります。
映像美と叙情性：戦場描写はリアルながらも抑制されており、静かに胸に沁みる演出が特徴的です。

こんな人におすすめ

戦争というテーマでも重苦しくなく感動を味わいたい方。
動物と人間の心の通いに弱い方。
スピルバーグ×ジョン・ウィリアムズの映像美や音楽に惹かれる方。
家族や友人と一緒に観る、感動のヒューマンドラマを求める方。

戦場という暗い影の中に芽生える、少年と馬の揺るぎない絆。

言葉を超えて心に届く静かな感動を届けてくれる一本です。観た後、あなたの中に静かに寄り添う余韻が、きっと温かいものになります。

映画：戦火の馬 少年と馬が戦火を越えて結ばれる絆のドラマ。

映画：戦火の馬　　少年と馬が戦火を越えて結ばれる絆のドラマ。