シンデレラがガラスの靴を履こうとした時、継母が靴を壊してしまいました。さて、シンデレラはその後どうしたでしょうか?

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継母は娘達が靴を履けるよう、長女のつま先、次女のかかとを切り落としたのでありました。
そこにシンデレラがあらわれました。

「あのとき一緒にいたのはわたくしです」

家にいた全ての人間が目を疑いました。
突然のことでありましたが、王子様は言いました。

「では、この靴を履いてみてください」

継母はすかさず言います。

「このシンデレラなどありえません!」

名乗り出たシンデレラに驚き、動揺した継母は靴を掴むと床に叩き付け割って壊してしまいました。
王子様は大変驚いた後、

「なんということだ!これで女性に繋がるものがなくなってしまった。どうすればよいのだ。」

王子様や執事達が落胆していると、シンデレラはこう言いました。

「王子様、わたくしがあなたといっしょにいたのです。おわかりになりませんか?」

そう言いきるシンデレラに、王子様は言いました。

「靴がない今、どうしてそうおっしゃるのですか?」

シンデレラはおもむろにエプロンを外し、こう言いました。


答え。

「靴ならほら、ここに。」

そう言って持ち帰った片方をエプロンから取り出し、履いてみせたのです。

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この話を思い出していて想ったんだけど、メルヘンって本当に深いなあっと想っているんだ。
またグリム童話とかを読み返そうと想った一節。

なんだかとても興味が湧いてきたんだ。