術。

他愛のないことをよく喋るのがすき。
そして誰も干渉しない。
誰にも束縛されたくない。

基本的に他人に興味がない。

そんな嬢だから、だいすきな人を守る手段だけはいつも失敗する。
結局嬢っていう人間は薄情で実は外面だけがいいのかもしれない。
故にいつも悪役になるのだと思う。
最終的にいつもそうなるから、結局諦めてコトモノから去ることもある。

ただ、約束だけは守る。
辛いと思うこともあるけれど、一度抱えた爆弾は誰にも触れさせない。
大事な傷は、墓場までもっていくもんだ。
だから、どんな人でも時に守る為に一人になり感傷に浸る。
そのことを他人がどうこう言うべきじゃない。
人を救う言葉は、優しさだけでは成り立たない。
時には厳しく、素っ気なくていい。
ひょんな言葉が人を強くすることもある。

嬢はそんな言葉をたくさん貰えてる気がする。

その中の、現代のマスメディアの語る「恋愛」は虚構でしか成り立たない。
この悪環境で嬢が触れている愛情は、誰よりも誇れるものだと思うことが増えた。
正直もう歌にも言葉にも誰にも恋の感情は想えない。
愛情はあれど、もう女の性としての感情は死んだ。


女としての嬢は一度死ぬ。
誰かを守る為には、死ぬしかない。



そして「後半年。」、そう言い出してから二ヶ月経つ。
残り四ヶ月。

ただただ、この愛情を感じて生きていける嬢は幸せだ。


もう、これ以上のことはないと信じてる。
みんなを愛して活ける。
今日はこの気持ちを感じていられるうちに眠ろう。


おやすみなさい、世界。