今日は付き添いの食事について、です。
長期入院の付き添いとなると食事の問題は深刻です。
短期であれば院内の売店のお弁当を楽しむもよし、インスタント食品を楽しむのもよし。
ですが、長期となると話は別です。
特に白血病の場合は、親が風邪をひけば付き添いは交代しなければなりません。
でも、我家はそんな簡単に交代してもらえる人が近くに居ませんということは、きちんと食べて体力キープがマストです。
お財布に優しく、栄養バランスも良く、飽きないバリエーションを数ヶ月付き添いしてみて、私なりにやって来た方法です。
まず、コンビニ弁当は多くても週2回くらいまでとします。飽きる&高いからです。
以下のレトルト食品を常備します。
ご飯
カレー
シチュー
牛丼or玉子丼
鯖味噌煮(缶は捨てにくいので袋入り)
インスタント食品
(カップ麺以外にも即席スープやみそ汁も)
冷蔵品では納豆、魚肉ソーセージ、マルシンハンバーグ、ミートボール、袋入りのサラダ、ドレッシング、チーズ
栄養が偏るので野菜ジュースも数本ストックひておきます。
朝食用にグラノーラが優秀です!鉄分、食物繊維、カルシウムが摂れますし、今はタンパク質強化のグラノーラもあります。
長男が牛乳を飲まない日はそれをもらってかけて食べますが500ミリリットルの牛乳を常備していた時期もあります。
以上の物全てを常にストックするわけではありませんが、それらを組み合わせてその日の気分で食べます。
これでは野菜不足ですので、長男の残した煮物などを食べるようにしています。ケチ臭いと思われるかもしれませんが、けっこう真面目にここが一番ポイントです。(もちろん、長男の食べた分はきちんと報告しています。)
本当に親が倒れるわけにはいきませんし、バランスのよい食事を毎日届けてもらえる場所に親戚や友人はいません。
長男がどうしても食べられない分は廃棄することになりますし、それであれば付き添いが食べることで無駄もなく良いかと思っています。
正直、病院食ですので味や食感は好みではありませんが、それはやむを得ないと割りきっています。
そして夫が休みの日に病院へ来てくれる時には手作りのものを持ってきてもらいます。
たまに帰れる時には煮物を作って持っていき、数日間に分けて食べます。
これで今のところ体調を崩さずやっています。
病院は乾燥しますので、風邪予防のため寝るときもマスクはしています。
電子レンジ対応のプラスチックのお皿とサランラップは必須です。
サランラップは自分の食事の温め以外にも、子供がおにぎりを食べたい時にも重宝します。
多くの病院がそうだと思うのですが、電子レンジとお湯は自由に使え、冷蔵庫はカード式で使えますよね。冷凍庫はない場合が多いのではと思います。もし冷凍庫が使えたら充実した付き添いライフが送れるのになぁ
このように、自分なりに工夫しておりますが、声を大にして言いたいことは、
付き添い人用の食事もケアしてほしい!!
もちろん有料で大丈夫です。
頑張っても野菜不足です。野菜ジュースや子供の残りで足りているとは思えません。
付き添いの身ですので、遠出して買い物には行けません。車も置いていないので週末に買い出ししてストックするか、院内のコンビニか徒歩で行ける薬局で調達するしかありません。
付き添い人は倒れるわけにはいきません。
子供の病気によっては風邪すらひけません。命に関わるからです。
栄養が必要です。それは栄養バランス食品だけで十分でしょうか?
どの病院も付き添いは強要されるものではなく、こちらからの希望という形をとっています。が、幼児を一人置いて帰ることなんてできませんし、親子間で納得できたとしても、病院側は困ります。
実質、付き添いは必須です。(中には付き添い禁止の病院もありますが、それ以外の病院については、です)
付き添いが必須にも関わらず、長期入院で先が見えないにも関わらず、ベッドは折り畳みの簡易なもので身体中痛いです。
せめて食事は栄養バランスのとれたものを摂れたら。。。
長男の入院で解った、知らない世界。
うちはまだ短い方です。もっともっと大変な思いをされる方もいます。
これから同じ経験をされる方が、少しでも快適に過ごせるようになると良いなと思います。