早いもので頸部椎間板ヘルニアと思われる症状が出てから5週間が経過しました。本人も暴れない生活にだいぶ慣れてきたらしくw、麻痺も出ていませんしもうほとんど痛みを訴えることもありません。ただ、椎間板ヘルニアは痛みが引いた頃に安心してグキッとやってしまうケースが多いらしく、桜が咲き始める頃ぐらいまではケージレストかなという感じです。
この1ヶ月色々とケアしてみて、まーどこまで正しい対応だったのかは不明ですがw、これから先同じような疾病を抱えてしまい私と同様ググりまくる飼い主さんのためにも、今回の発病を通して私が知ったこと、Tommyに対して施してみたことを書いてみたいと思います。
ハンセン1型椎間板ヘルニアは治癒するのか?
ダックスフンドのように元々遺伝的に軟骨の疾患要素を持っているワンが多く発症するのは、ハンセン1型椎間板ヘルニアと呼ばれる髄核が椎間板からビロビロ~ンと出てしまって脊髄を圧迫する急性のヘルニアです。外科的手術をして物理的に神経の圧迫要因を除去しない限り、内科的療法で治癒することはないというのが臨床獣医学のスタンダードのようです。しかし、飼い主としては臨床獣医学で何と考えられていようがミラクルを信じるわけでして、私もそれを信じてケアを続けている一人だったりしますw 人間の椎間板ヘルニアでは脱出型のヘルニア、要はワンで言うところのハンセン1型のような髄核脱出型の症状で自然治癒の可能性があることが分かってきているそうです。ビロビロ~ンと出てしまった髄核を、白血球中のマクロファージというアメーバみたいな細胞がムシャムシャ食って消滅させていくのだと。
ということは、もしそれがワンの体内でも起こり得ると仮定するのであれば、白血球を体内で元気にさせる、要は免疫力をアップさせればビロビロ~ンが治癒に向かうのではないかと考えました。ワンの生体反応が人間のものと比べて特異なものでないことを踏まえれば、白血球様、つまりは自己免疫様にとにかく頑張ってもらえるような環境作りをするのが治癒への近道なのではと色々やってみることにしました。
ステロイド系抗炎症薬のフェードアウト
人間もステロイド系抗炎症薬を用いた治療には慎重な方が多いですが、小型ワンは身体が小さい分、より慎重な飼い主さんが多いと思います。私も全くそうです。しかし、発症初期の大炎症を抑えるためのステロイド処方は私は有効だと思っていて、実際にTommyにもプレドニゾロンというのを処方してもらいました。かかりつけの先生にはステロイドの中長期使用はあまりしたくないことを最初に伝えたところ、ちゃんと理解してくれて処方量を減らしていってくれました。で、1ヶ月経過した今では、神経系統をケアする複合ビタミンB剤のダイメジンスリービーという酸っぱいやつのみの服用で、プレドニゾロンは服用していません。ステロイドはいきなりストップできないので、1/2錠が1/4錠となり、1日1/4錠が2日で1/4という感じで減らしていきました。
ステロイド系抗炎症薬を早く減らすためには、それ以外の方法で炎症を抑えることも必要と考え、発症翌日からアズミラのユッカインテンシブとMSMを与え始めました。MSMは関節ケア系のサプリメントとして知られていますが、鎮痛・抗炎症作用も結構あったりするのを知っていたので、そこいら中走り回って探してゲットしました。
ま、炎症をひどくさせないためには安静が何よりも重要なので、とにかくケージレストを徹底しました。本人は「何故出してくださらぬのか?」という顔をしてましたが……。
こーゆー時こそホリスティックケア
今までもなんちゃってホリスティックケアをやってきたつもりですが、今回、病気を発症してみて改めてホリスティックケアの重要性を感じたと言いますか、病院の内科療法だけではなくて総合的に身体のケアなり生活の質を整えてあげることが治療には大切なんだなと感じました。[食事]
もともと乳酸菌やフィトケミカルを食事に取り入れてきた、と言うと聞こえはいいのですが、要は明治ブルガリアヨーグルト脂肪0と湯がいたブロッコリーとCranimalsを日常的に与えているのでw、Tommyの食事は自己免疫様に頑張ってもらうベースは整っています。
ヨーグルトを日常的に与え始めたのは麻布大学での公開講座がきっかけで、ワンも含め、継続的な乳酸菌摂取がナチュラルキラー細胞や免疫系に非常にいい働きをすることが分かってきたというのを聴いてからです。プロバイオティクス配合のフードが増えているのも、整腸作用以外にそのような面も考慮されているのかもしれません。
カリカリフードはこれはたまたまのタイミングなのですが、ナチュラルハーベストのマイリトルダーリンからキャスター&ポラックスのウルトラミックスに移行中です。ナチュラルハーベストから離れている人、結構いるのではなんて思ったりしてます。
[冷え対策]
椎間板ヘルニアの発症は冬季が圧倒的に多いらしく、また発症後、血管や筋肉が収縮した状態では余計に神経が敏感になり患部が痛いそうで、私のベッド横に中くらいのメッシュサークルを特設テント会場として設けw、イトーヨーカドーで買ってきたあったかふんわり毛布2枚をハンバーガーのバンズようにして入れました。Tommyはパテのように入ります。
これは相当温いらしく、週末などは10時ぐらいまで寝ています。まるで疲れの溜まったサラリーマンです……。
冷え対策としてもう一つ、身体の中からも温めたいということで手羽と生姜のスープを夜与えています。生姜はワンにはNGだと思い込んでいたのですが、ググってみたら全然余裕でOKらしくw、デトックスの意味からもこれを使わない手は無い、せっかくだからコラーゲンも効率よく摂らせようということで、手羽と生姜を2時間ぐらい弱火で煮込んだ後に骨を除いてゼラチンで固め、チンして溶かして与えています。これ、お客さん毎晩大喜びです。安くて簡単、チルド室で7日分ぐらい余裕で保存できますし、特設テント会場を設営する前は朝方起きてしまっていたのですが、これを食べ始めてからは一度も起きなくなってました。
[身体のケア]
Tommyは元々温浴が大好きですが、かかりつけの先生も温浴は効果的と言っていたので、通常なら3~4週間に1回ぐらいのシャンプーですが、暖かくなるまでは週に2回のペースで入浴剤だけで入れています。食って寝て風呂入って、もうほとんど湯治客状態です……。
入浴剤はパピーの頃から使用している別府温泉の湯の花(硫黄分除去)とティーツリーオイル配合の温泉21です。温めて血流を良くすることが目的なのでお湯だけでも全然OKだと思いますが、頻度が頻度なので入浴剤でコートしてあげるようにしています。
それと、新たに鍼に通い始めました。麻痺が出ているような状態ではないので緊急性があるわけではないのですが、体内の免疫バランスを整えてビロビロ~ン髄核を一日も早くやっつけたいので、痛みが引いて乗車にも耐えられそうになった3週目に初めて連れて行きました。初回は嫌がってほとんど刺せず、帰りの車の中で「あのさ、リアルな話、高いからもう少し我慢しようぜ。」と飼い主にたしなめられました

本人高いことを理解したのかw、2回目は前週とは違って見違えるように刺せました。がしかし、ブルブルっとやって鍼全部辺り一面に飛びました。スギちゃんなら、「鍼を全部吹き飛ばしてやったぜぇ。ワイルドだろぅ~」という感じですw 3回目は最後まで我慢できました。慣れっすね、鍼w
東洋医学では、体内の気の流れが悪くなっている箇所に疾病が生ずると考えるそうで、鍼でつぼを刺激してやることで気の流れを正常にし、自己免疫力を高めてやるのだそうです。
今後に向けて
マクロファージがビロビロ~ン髄核を食べてくれることに希望を持ちつつも、基本的には根本的な解決ではない温存療法を選択しているわけなので、当面はこんな状態を続けて何とか症状が悪化しないようにしていきます。麻痺が深刻化しなければ付き合っていける疾病ではあるので、楽しくケアしていくことも大切なのではないかと思います。Wish Her LUCK!