2015年サンディエゴ不動産マーケットの状況
サンディエゴの雇用の増加、給与水準の上昇、人口増加率によって、順調に上昇しているサンディエゴの不動産価格ですが、
シラー指数によるサンディエゴの不動産価格の上昇率は2014年1月から2015年の1月までで5.1%上昇と、昨年度の19.4%に比べるとかなり少ないものになっています。
2013年1月から2014年1月までの不動産価格の上昇は、中古物件を修理・リノベして売却する所謂、FLIPPERや、投資家に支えられた数字であり、4-6%の上昇率は健康的であると言え、上昇が落ち着いた現在は、一般的な売り手が主役のようです。
ダウジョーンズのチェアマンであるデビッド・ブリッツアーは低い住宅ローンの利息と消費者の心理の良化が今後の住宅マーケットを支えるが、注意すべき点が有ると述べます。
「今後利息の上昇によって、状況は一変するでしょう。新築住宅の竣工率は100万戸に過ぎず、これは不景気前のピークよりもかなり低いものになっています。100万戸付近の数字は先の不況の前の段階と同じ水準だからです。」
FRBは今年の後半に利率を上げる方針ですが、それでも低いままであると予想されます。現在住宅市場は春休み期間中で、毎年この時期はマーケットは止まる傾向にあります。
サンデェイゴ不動産 今後の展開
現在のサンディエゴの中間売却価格は$472,000で、6.7%の上昇を見せています。今後夏過ぎまでに少しづつ在庫も増え、マーケットは活発になり、少しの上昇を見せた後、秋・冬に向けて、価格を維持するか、少し下降するとみられます。

