・・・「ムシがわく」と表現しますが、あまり良いイメージではありません。そこで、調べてみました。
●「沸く」
物の状態が変化したり、人の感情が変化するときに使う言葉です。具体的には、水が沸騰したときや適度に熱くなった場合、そして感情が高ぶったときに使います。
●「湧く」
何もないところに物が生じる場合などに使う言葉です。該当するパターンがいくつもあり、水や天然資源などが地中から噴き出す場合・汗や涙が出る場合★虫などが一時的に発生する場合・考えや感情が生まれる場合・ある現象や出来事が次々と起こる場合、などがあります。
★「涌く」の使い方は、「湧く」と同じです。実は、もともと「涌く」の方が使われていたのですが、「涌く」は常用漢字ではないために現在では使う機会が少なくなったといわれています。
※「気持ちがわく」は、どのような意味で使うのかを考えると、「気持ちが高ぶる」という意味で使うならば、「沸く」を使うべきでしょう。そうではなく、「今までなかった感情が生まれる」というのであれば、「湧く」あるいは「涌く」を使うのがふさわしいといえます。
・・・さて、虫工作についてますます気持ちが「沸く」、そして虫たちがどんどん増殖して「湧く(涌く)」のです。
《ツメキリギリス》
・・・母親の部屋を片付けていると、使用していない歴代の「ツメキリ」がどっさり出てきました。捨てるに忍びなく、「虫」としての第2の人(虫)生を歩ませてやることにしました。羽根(ハンドル部分)を開くと、ちょっとカッコイイなあ。
《ケンタマムシ》
・・・いつものように100均で物色していると「けん玉」を発見、そくざに「タマムシ」を連想して購入。「ムシ」というより「エイリアン」の領域に入るかもしれませんね。
《参考》「父の独り言」より
https://plaza.rakuten.co.jp/kikuka/5012/
★虫は宇宙から来た★
●生物の発生
広い意味では、地球上の全ての生物が「宇宙から来た」と言えるようです。つまり、現在の定説では、初めて地球上で発生した生物、即ち自分を複製して増殖する有機体の元となったのは、原始地球に降り注いでいた小惑星や隕石に含まれていた有機物に、雷等の大きなエネルギーが作用した際に合成された高分子有機物の変異体だったのでは、と推定されています。確かに、何も無いところから生物が★湧いて出る事はあり得ませんので、何らか「種」があった事は間違い無く、またそれが地球外からもたらされた物であっても、何も不思議はありません。恐らく原始地球の海水中で発生した、細菌ともバクテリアともつかぬその有機体が増殖しながら進化して、光合成により自己複製のためのエネルギーを得る植物性微生物から植物性プランクトン、原始植物へと★進化を遂げる一方で、更なる★突然変異により、他の有機体を食べて自分のエネルギー源とする動物性微生物が発生し、現在地球上で生息する全ての生物の起源となった、というのがその定説の概要で、皆さん御存知の通りです。
●昆虫の特異性
上述のような起源から現在の人間を含む動物の進化の過程は、発掘された化石の調査・分類により、過去に遡ってほぼ完全にその系譜を辿る事が出来るのは、考古学の先人達の成果から明らかですが、実は我々にも大変身近な★「昆虫類」だけは、他の全ての動物の系譜からは外れた、★全く独立した進化の過程を辿っているのです。進化の系譜を辿って行くと、昆虫類だけはある時点以前では、他の生物とのつながりがプッツリと途絶えてしまうのです。他の、鳥も、魚も、蛇も、猫も人間も、太古の恐竜でさえも、その系譜が元を辿るとひとつに収束するにも関わらずです。確かに昆虫は特異です。こんな事を考えてみて下さい。
1.身体の構造
人間含む全ての脊椎動物(甲殻類除く)は、一本の背骨の周りに骨格を作り、筋肉や内臓を保持しているのに対し、昆虫は★外側を固い殻で覆って骨格を兼ね、内臓をその中に納めています。手足の数も★6本から、多足類と呼ばれるムカデのような数多くの足を持つものまで様々です。また、目の構成も、脊椎動物は2つの目により光も形も色も見分けるのに対し、昆虫は★単眼と複眼を持ちます。★呼吸口が足にあるなんてのも、他の生物では考えられません。
2.変態
変な意味のヘンタイではありません。学校で生物の時間に習ったと思いますが、例えば蝶が幼虫から羽化するといったような、★身体の形を一変させる昆虫の成長過程の事です。他のいかなる生物も、こんな事はしません。こんな事からも、どうも昆虫は仲間じゃなさそうだな、という気もするでしょう?
●地球外起源説
そのような事から出て来たのがこれです。それによると、ある程度地球の生態系が確立されつつあった古代のある時期に、隕石だか何だかによって持ち込まれた全く別の惑星の生物の卵から生まれた原始昆虫が、地球の環境に適応して進化したのが現在の昆虫類だ、というものです。それが正しければ、系譜を辿った時にある時点でプッツリ切れる、逆に言うと湧いて出たような昆虫の起源も説明できるのです。また、あれだけ★繁栄した恐竜が絶滅した気候変動(小惑星衝突説が有力)をも生き抜いた昆虫類の生命力も、宇宙空間を旅して来たぐらいなのだから当然だろうと想像を膨らませるのです。(これについては、気候変動によるエサの激減により大型生物がその身体を維持できなくなったのに対し、小型動物は地を這って生き抜いたというのも真です。)更に飛躍すれば、例えば過去に、オーストラリア大陸に人間がイヌを持ち込んだらそれが野生化し、特有種の生存を脅かすようにまでなったように、どこぞやの星の知的生命体が太古の地球に寄った時に、くっつけて持って来た(服に付いてた、または宇宙船に潜り込んでたのが出てきた?)昆虫の卵を落として行った、なんて事も考えると、★楽しくなります。
●人が虫を嫌いな理由
地球上のあらゆる場所で恐竜が生息していた、恐竜全盛の頃、昆虫類も巨大に進化したものが地に空に水に、温暖な気候を好んで生息していました。実は人類の属する哺乳類は、この頃やっと小さなネズミの仲間が産声を上げたのです。これまたある説では、★発生当時の哺乳類の天敵が、大型の肉食恐竜や昆虫類だったのではないか、というのです。そして、この頃の哺乳類達が身を守るための防衛本能として、★爬虫類や昆虫類を恐れる本能が脳に刻み込まれて子孫に受け継がれ、現在の人間の脳の奥深い場所にも受け継がれているその本能により、人間は自分よりはるかに身体が小さいにも関わらず、それらを怖がったり嫌ったりするのではないか、というのです。ヘビやワニ、虫が好きな人もいるようですが、普通は★やはり気持ち悪く感じますし、触れる事が出来ても、そういう気持ちを我慢しているだけ、というのが正直なところでしょう。それらを快く思わないのは、確かに本能的な物に違いありません。太古のジャングルで、★大トンボに追い掛け回されるネズミの気持ちが、妙に★生々しく想像できるのは気のせいでしょうか。平成15年1月18日
・・・ナルホドと思わせる楽しい解説で、納得です。
・・・胴体に使用する「ステンレスソープ」がとても硬くて穴をあけにくいということで、ミントタブレットのプラ容器を使ってみた。糞?タマゴをまき散らす!
・・・しかしやっぱり銀色に輝く「ステンレス」、がんばって穴をあけて、タテカブト作りました。
・・・そして、最後に残ったのが最初にひん曲げたブサイク?なタテカブト。初代として大切にしたいと、いろいろ探し回った結果、バッグのベルト部分についていたプラスチックの留め具(バックル・アタッチメント)をつけてみました。十分に成虫へと変態できなかったタテカブト、愛らしいです。