・・・身の回りに「銀色」は、予想以上にたくさんあります。ということで「シルバー」第2弾です。
・・・さて、新型コロナウイルス対策必需品「マスク」についての知識を紹介しておきます。「ダチョウ抗体マスク」「銀イオン抗菌マスク」、「サージカルマスク」というのもありますね。
《サージカル(surgical)》
「外科(医)の」、「外科手術の」、「外科的な」を意味する英単語(形容詞)です。他に限られた用法として「外科手術で使用される〜」や、「精密な〜」というものもあります。「精密な〜」という用法に関しては、「(外科)手術」の他にも、「爆撃(精密照準の)」などに対しても用いられるようです。「外科的な」という意味での「サージカル」に対応する言葉としては、「メディカル(medical:内科的な)」があります。「サージカルマスク」は名前の通り、「手術用のマスク」です。実際に手術を受けたことがなくとも、テレビやその他のメディアで、外科手術にのぞむ医療関係者の扮装を見たことがあるという人は多いでしょう。治療のために患部の切開が必要な外科手術では、医者は患者が感染症にかかることを予防するため、滅菌された医療用の装備が必要になります。「サージカルマスク」もそうした装備のひとつで、着用者の唾液等に含まれる微生物が、手術箇所に付着することを防ぐ目的で使用されています。同時に「サージカルマスク」は耐水性機能を持っているものもあり、これは患者の血液や体液に含まれる細菌から着用者を守るという目的で備えられています。昨今、花粉症やインフルエンザの流行などが毎年騒がれる中で、予防のためにマスクをしている人を見かける機会も多くなりました。ところで、こうした感染症予防のためのマスクの代わりに「サージカルマスク」を使用するのは、必ずしも適当とは言えないようです。なぜなら「サージカルマスク」は上でも触れたように、あくまでも着用者(医療者)の唾液等が患者の傷口に入ったり、患者の血液等が着用者の口内に入ることを防ぐためのものだからです。★ウイルスや風邪の原因菌をカットすることは、そもそも想定されていないのです。
《N95マスク》
https://www.safety.jrgoicp.org/ppe-3-usage-n95mask.html
NIOSH(米国労働安全衛生研究所)規格に合格したマスクです。厚生労働省では、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、新型インフルエンザや結核菌の対策指定品の一つとしています。ウイルスを含んだ飛沫の侵入を防ぐことができる高性能なマスクです。★医療施設等における日常業務での感染の可能性も最小限に抑えます。
《WHOが推奨しているマスクの扱い方》
覚えておいてほしいのは、マスクの主な目的が、咳やくしゃみで出る飛沫を捕らえることだとすれば、使用後のマスクはそうした飛沫だらけ(そしておそらく湿った状態)になっていることです。
マスクの使い方に関するWHOの告知では、使い捨てサージカルマスクの着用を前提にしています(ただし、この種のマスクは不足しており、医療関係者こそがもっとも必要としているものです)。ですが、布マスクに対しても、同様の予防措置はあてはまると考えて良いでしょう。コロナウイルスを拡散しないようにするために、WHOが推奨しているマスクの扱い方は下記のとおりです。
(1)着用中のマスクに★触ってはいけません。触る場合は、アルコール入りのハンドサニタイザー、もしくは石鹸と流水で、手を洗ってください。
(2)マスクが★湿ってきたら、すぐに新しいものに替えてください。使い捨てマスクは繰り返し使わないでください。
(3)マスクを外す時には、(マスクの★前面に触れないよう)後ろから外し、直ちに蓋つきのゴミ箱に捨て、アルコール入りのハンドサニタイザー、もしくは石鹸と流水で、手を洗ってください。使った布マスクを持ち歩いたりポケットに押し込んだりしないでください。スカーフで顔を覆う場合は、何度もそのスカーフを触ったりしないようにしてください。顔を覆った布は、着用後は汚染されているものとして取り扱いましょう。マスクに触れた手も、汚染されていると考えてください。
布マスクには、洗濯機で洗える繊維を使い、洗濯機で「定期的に洗う」よう、CDCは呼びかけています。洗面所での手洗いの可否については言及していません。
《WHOが推奨する自作マスク3種》
実は、CDC(米疾病予防管理センター)のマスク推奨は、前例のないことです。すべての人がもっとも効果的にマスクを着用する方法について、これまで大規模な研究が行われたことはなく、それどころか、★そうする価値があるかどうかもわかっていません。公衆衛生当局でさえ、推測している状態なのです。適切なタイプのマスクの選択に関しても、矛盾した状態が伺えます。CDCでは、何枚かの布を重ねたものを使うよう推奨していますが、同時に、3通りの自作マスクも推奨しています。
(1)Tシャツの布1枚だけで作る1層のマスク。
(2)2枚の綿の布を重ねて縫い合わせたもの。
(3)バンダナ・スタイル・マスクで、中にコーヒーフィルターをはさむもの。
CDCの助言は一貫していません。おそらくそれは、どの方法を選ぶべきか、それを決める根拠がないからでしょう。「ワシントン・ポスト」紙でも専門家の意見を紹介していますが、どのタイプのマスクがもっとも優れているかについては見解が分かれています。取材を受けた疫学者のRaina MacIntyre氏は、「どれか1つを指し示すだけの裏付けがないのです」と述べています。どれか1つのタイプを選ぶなら、★顔にぴったりフィットし続けるもので、かつ、取り外したくならない程度に★心地良いものを選ぶことが理にかなっているでしょう。それ以上のことは、まだ未知の領域なのです。
・・・「銀イオン抗菌マスク」について調べてみました。
《銀の値段は?》
https://www.rakuten.ne.jp/gold/2pcs/html/contents/zatugaku.html
金の1グラムあたり約4000円、プラチナ約5000円に対し、銀は1グラムあたり★約80円。安いということは使いやすい。鉄の価格は1グラムあたり約0.06円くらいですから、銀はあきらかに貴金属です。金とプラチナが高すぎです。一般的に銀色といわれて思い浮かべるあの銀色は本当の銀の色ではありません。本当の銀の色は★かなり白に近い。普段見ている銀色は銀が空気中の酸素や硫黄と反応して少しくすんだときの色。銀の最大の特徴は貴金属でありながら、★変色が激しいというところ。シルバーアクセサリーはどちらかというとすでに若干変色しているから落ち着いた雰囲気になっている。変色していない銀を買ってきたとしても、一週間もすれば落ち着いた色に変化してしまう。すでに落ち着いた色になっているシルバーアクセサリーもちょっと気を抜いているとどんどん★黒くなっていくから注意が必要。ちゃんと毎日磨かなくてはならない。現在では還元剤というものもあって一瞬で元に戻すこともできるけど、落ち着いた銀色を通り越して真っ白になってしまう。銀は軟らかい金属だからそのままではアクセサリーにする不向き、少し銅など他の金属を混ぜて強度を上げている。その分純度が下がるから、金と同じように純度が刻印されている。シルバーアクセサリーはほとんど★SV925。百分率でいうところの★92.5パーセント。貴金属は百分率(パーセント)よりもさらに細かい千分率(パーミル)で純度を示すことが多い。SV925は「純度925パーミルの銀」の意味。SVはシルバーのSVなんだけど、これは国際的には認められていない。社団法人日本ジュエリー協会では元素記号のAgを用いてAg925と表すことを推奨している。金と違い銀は925しかないこともあって、SV925の刻印はかならずどこかに刻まれている。
《自然銀、ひげ銀》
https://www.vecstone.jp/item/000105/
《ソーマ銀》
http://www.v-museum.pref.shimane.jp/special/vol06/history/index.html
歴史的に見ると庶民の生活の中では、金よりも銀がの方が生活に根付いている。中世ではコインなど各国で流通していた貨幣はそのほとんどが★銀貨だった。その銀で日本は非常に重要な役割を果たしている。15世紀から17世紀、室町時代から江戸時代初期にかけて★世界で産出がもっとも多かったのが日本。★島根県の石見銀山から産出する銀は非常に品質もよく、何と世界中の銀の3分の1を占めていた。当時はまだ石見(いわみ)という地名はなく佐摩(さま)と呼ばれていたため、世界的には佐摩が変化しソーマ、★ソーマ銀と呼ばれていた。ヨーロッパに残る資料にもソーマ銀による交易が広くおこなわれていたと書かれており、遠くスペインやポルトガルからもソーマ銀を求めて多くのヨーロッパ人が石見の地を訪れていたそうだ。日本は室町時代にはすでにソーマ銀を通して世界と十分繋がっていた。信長や秀吉に代表される桃山文化が花開いたのも、このソーマ銀が世界経済の基盤にあったからかもしれませんね。
・・・本物の「銀」は持ち合わせていませんので、せめて「銀イオン」。さらに、身の回りの「銀色」を集めてみました。なんと、むっちゃあるではありませんか。
《銀イオンの抗菌原理》/株式会社メディカルエイドより
https://www.medical-aid.co.jp/products/agmsheet/genri.html
銀イオンは微生物などの下等生物に対して殺菌、抗菌性があります。微生物(MICROOGANISM)とは、狭義には細菌(BACTECIA)、菌類(FUNGI)、ウイルス(VIRUS)をさし、 広義にはこれらに原生動物(PROTOZOA)、藻類(ALGAE)などを含めます。銀イオンはこれらの微生物に対して、極微量(0.01mg/L以下)で細胞の活動を奪うことから、 OLIGODHNAMIC ACTION(極微量作用)といわれています。酸素と乖離(かいり)して生じる銀イオンは不安定な状況(プラスに帯電Ag+)にある為、微生物(マイナスに帯電)の酸素と結びつこうとして微生物の細胞壁に付着し、細胞壁が破壊されて死滅(殺菌作用)します。また、細胞壁が強い微生物は細胞壁は破壊されませんが、プラスイオンが細胞壁に付着されてしまうとタンパク合成の阻害を起こし分裂できなくなってしまい、微生物は動けなくなり増えることもできません。これが抗菌(静菌作用)効果です。微生物の状態や銀イオンの濃度の状態によっては、「静菌作用」にも「殺菌作用」にもなります。さらに、銀イオン(Ag+)は触媒として水をヒドロキシラジカルと水素ラジカルに分解し、そのヒドロキシラジカルがウイルスや菌の中に取り込まれることによって細胞壁を破壊します。したがって幅広いウイルスや菌に対して抗菌効果を期待することができます。
★銀イオンの除菌・抗菌効果が確認されているウイルスや細菌類
※一般的なコロナウィルス・インフルエンザウィルス・O-157・大腸菌・黄色ブドウ球菌・MRSA・緑膿菌・肺炎かん菌・レジオネラ菌・ビブリオ菌・真菌類(カンジダ・アスベルギルス・水虫菌等)・藻類などの微生物
・・・新型コロナウイルスへの効果は確認されていませんが、すごいパワーですよね。
《Shirokane Kobo》より
https://note.com/shirokanekobo/n/n4f6672a3d724
古来より、その美しく白い光沢のある色は★純潔・無垢の象徴であり、魔除けや厄除けに使われていた銀。紀元前のメソポタミアや古代エジプトでは、自然銀の産出量の少なさや抽出の難しさから金より貴重な金属とされており、中には金製品に銀めっきをかけたものが存在するほどでした。その神秘的な輝きのため、銀は★月と結びつけて考えられ、神話の中ではしばしば月の女神として登場します。エジプト神話では、愛と美と幸運の女神ハトホルは月の女神と呼ばれ、エジプト人は神々の骨は銀で肉体は金で出来ていると考えたそうです。ギリシャ神話の狩猟と貞潔の女神アルテミスもまた、銀の戦車に乗って夜空を駆け、銀の弓で銀の矢を放つ月の女神とされました。その他にもローマー神話の女神ディアーナやルナもそれぞれ月の女神として、弓張月(三日月)を銀の象徴としたそうです。またヨーロッパでは新月に銀貨をポケットに入れておくと幸運が2倍になるといい伝えられ、その魔除けの力から魔女などと闘う時には銀製の武器がもっとも効果的であると信じられていました。
銀は★殺菌力が強く井戸に入れておくと伝染病の発生を防ぐことが 古代から知られていました。また化学反応に敏感なため、洋の東西を問わず★毒の検出に使われ、古くから使われていた硫ヒ鉄鉱という毒砂に含まれるヒ素に反応し黒ずむため、ヨーロッパの貴族では★銀食器が好まれました。銀食器は何も装飾だけのためではなかったようです。中世では、肉を切り分けるときにクレテンザ(信用)と呼ばれる銀製ナイフで切り、刃が変色しないことで毒が入っていないことを証明するのが★マナーだったそうですが、今日レストランでローストビーフを切り分けてくれるのも、このクレテンザの名残だと言われています。古今東西で呪術的な力や超自然的な力が信じられてきた銀。日本では古来から五色の金(黄金=金、白金=銀、赤金=銅、黒金=鉄、青金=鉛)の一つ、白金(しろがね、もしくはしろかね)と呼ばれ珍重されました。金属の中で最も★熱や電気の伝導性が良く、手の中に納めるとじわじわ温かくなる。