《蓑虫庵》
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芭蕉翁が帰郷した時には、兄のいる生家だけでなく、門弟の庵を一時の住居としたこともありました。そうした庵の中で、無名庵、西麓庵、東麓庵、瓢竹庵、蓑虫庵を芭蕉翁五庵といいます。
その中で唯一★現存するのがこの「蓑虫庵」です。芭蕉翁の門弟服部土芳の草庵で、1688年(貞享5)3月庵開きの祝いとして芭蕉翁が贈った句「みの虫の音を聞きにこよ草の庵」にちなんで名づけられました。
四季の花が美しく、★「古池や蛙飛びこび込む水の音」の句碑古池塚や土芳の「卒度往てわかな摘ばや鶴の傍」の句碑若菜塚などがあります。土芳はここで芭蕉の俳論を体系化した『三冊子』を執筆した他、『蕉翁句集』など芭蕉の言葉や作品をまとめて後世に伝える仕事をしました。
・・・ようやく、古池の「カエル」に出会えました。実際に池のカエルを見つけたかったなあ。
《参考》伊賀市柘植町
松尾芭蕉の生誕地については2説あり、一つは伊賀市柘植町、一つは伊賀市上野赤坂町であるが、松尾家が柘植から上野へ引っ越した時期が芭蕉の誕生と重なったのではないかといわれている。柘植町では芭蕉の生誕地を柘植として<しぐれ忌>を11月12日に行われ、「萬寿寺」には芭蕉の墓碑がある。芭蕉は大津市「義仲寺」に葬られている。萬寿寺の近くには「芭蕉公園」があり、柘植には多くの句碑も建てられ、芭蕉像もある。
・・・機会をつくって「柘植町」そして、大津市「義仲寺」にも行ってみたいものです。