彫刻ストリート(5) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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◆「辻ヶ池公園」/池田市上池田1-8

立派な「市政30周年記念モニュメント」が建っていました。当時の紹介では、手を広げるように組み上げられた石(コンクリートブロック)は高さ10、幅4.5。市の花★「サツキツツジを表しており、石の部分は枚の花弁。中央に突き出ているスチール製の噴水ノズル(高さ2.5~7.5)は、おしべとめしべ。30周年にちなんで計30本あります。当初は、囲んだ池の中に建ち、水を噴き上げるノズルがゆっくりと回転し、くりぬいた形のところにはステンドグラスがはめ込まれていたということです


みなつ1


◆「鉢多羅山若王寺釈迦院尊鉢厄神)」

563-0024池田市鉢塚3-4-6072-761-8761

http://www.sonpachi.com/

寺伝によれば、神功皇后が百済より釈尊の仏舎利多羅宝鉢を得て凱旋し、仏教がまだ広まっていないので、仲哀天皇の御代、散逸を恐れて鉢塚に隠した。その後、行基が霊夢により石窟より仏舎利を掘出し、聖武天皇の勅命で精舎を建立。また、行基は自ら観音菩薩・不動明王・毘沙門天像を刻して仏舎利とともに安置。寺を鉢多羅山若王寺釈迦院と号し、村を尊鉢と名づけ、斎田300石を賜った。天正年間(1573年~1592年)の兵火で堂宇と寺宝を焼失し、斎田も没収されたが、天正17年(1589年)に傳誉が再建し、その後天保11年(1840年)火災に遭い、慶応元年(1865年)6月宗浄・歓浄が再建。

昔、境内に鎮守の神として八幡宮があり、厄神明王が併せ祀られていましたが、その厄除開運の信仰が今日まで続いています。厄神明王は愛染明王と不動明王が一体化した明王で、尊鉢厄神と呼ばれています。厄除け信仰の始まりは、豊臣秀吉の朝鮮出兵に際して北政所が祈願したことによるということです。


宝筐印塔(鎌倉時代)

この塔は藤原景正の墓と呼ばれ、花崗岩製で遺存部の高さは約一米である。特徴は基礎の格狭間内に三茎蓮華文を表す点で、鎌倉時代の作品である。関西形式の代表作として、昭和10年、国の重要美術品に指定される。

みなつ3


◆「水月公園」

563-0024池田市鉢塚3072-751-3070(池田市公園管理センター)

http://www.ikedashi-kanko.jp/recommend-spot14.html

池と人工滝の修景を活かした公園。中段の池には、友好都市である中国・蘇州市から贈られた斉芳亭が水面に映え、ダイナミックな人工滝が「水の公園」を演出しています。季節には花木が咲乱れ、早春の寒梅は、紅白、枝垂れ等合わせて約250本で、見頃は2月の下旬頃です。

【参考】「いけだ夢燈花

http://www.wombat.zaq.ne.jp/auajw204/hcca/yumetouka/index.htm

1994年、日本は[子どもの権利条約]を批准したにも関わらず、子どもたちが安全に暮らすことのできる現状をつくりだせていないのが現状です。池田市においては、2001年に子どもを標的にした残虐な事件が起こりました。この事件で尊い命を失った天使たちの他にも心に深く傷を負った子どもたちは数知れません。また近年、世界各地において地震被害、津波被害等の天災で、多くの子どもたちが命を亡くしています。更には未だ戦火に追われ、自由を奪われ、不当な扱いを受けている子どもたちも多くいます。「いけだ夢燈花」は、そんな世界の子どもたちの、平和と安全を考えるきっかけになればと願っています。


●平和安全祈念モニュメント

誓いの言葉

2001年6月8日を 私たちは忘れない

緑豊かな 静かなまちで それは起こった

豊かさを追い求め 平和な時間が流れる中で

幼い8人のいのちと まちの人々の心が

一瞬のうちに砕かれた

先人たちが育み 守ってきた

自らを守る組織や慣習のもろさを

私たちの地域社会がはらむ無防備さを

幼い8人のぎせいに思い知らされることになった

このまちで再び ひげきを許してはならない

安全な社会を築きあげる大切さを

あらためて心に銘じなければならない

私たちは ここに誓う

暴力、犯罪、交通事故、災害などあらゆる惨禍を未然に防ぎ

地域の安全を守っていくために努力することを

安心して住める社会の大切さを

多くの人に訴えていくことを

2001年7月8日 池田市民安全大会

「碑文」

2001年6月8日、大阪教育大学附属池田小学校で痛ましい事件が発生しました。このようなことが二度と起こらない様に、池田市民は、同年7月8日の市民安全大会で安全なまちを築くことを誓い、3年の月日が経ちました。ここに、あらためて10万市民の願いを込めて、平和安全祈念モニュメントを設置します。

2004年7月8日 池田市長 倉田薫


みなつ4


◆「自然のうた」作:政義昌俊

◆「時の魂」作:用澤修

石は、長時間の塊であり、自然(じねん)の意思ビックバン以前の高密度に充満したエネルギーの片りんが、150億年の時を経て、人の細胞内にも組み込まれているかも知れない。地球も石も生物も、すべては関連し合い、連続性を持っていると考えながら制作した。エネルギーが1カ所に集中し始めている様子を、真ん中の大中小の3つの石で表現した。1番下の石が接している磨かれた部分は、まさに爆発寸前のビックバン。


みなつ5


・・・今回紹介したのは、まだまだ一部です。市内広い範囲に作品が設置されていますので、また「池田市」を訪問したいと思います。