◆【フュージョンミュージアム/ニット&スポーツ】◆
640-8033和歌山市本町2-1フォルテワジマ3F/073-488-1962
http://www.forte-wajima.com/facility/fusion
ニットとスポーツを融合させた世界初の展示施設。ニットのフロアでは、世界で最初のニット編機から世界最速の横編機に至る数々の編機を展示しているほか、横編機のリーディングカンパニーである島精機製作所の発明と開発の歴史を紹介。また、好きな絵柄をデザインしたものを★自らが自転車をこぐ動力で、オリジナルの手袋やストールなどが編める体験コーナーはリピーターも多い。隣接するスポーツのフロアでは、和歌山県出身またはゆかりのあるトップアスリートを紹介。オリンピック金メダル展示のほか、実際に使用したユニフォームや用具などにも触れるコーナーが人気を集めている。
・・・「おもちゃミュージアム」は閉館になったからこそ、記録と記憶にとどめておきたい。
【参考】自転車こいで特製編み物 和歌山、贈り物に人気
恋人や知人への冬の贈り物に、自転車をこいで編んだマフラーや手袋はいかが――。和歌山市本町2丁目にある編み機などの展示スペース「フュージョンミュージアム」では、自転車で機械を動かし編み物ができるコーナーが子どもたちでにぎわっている。
・・・私の最大の目的は「自転車こいで」にありました。今回は「手袋」を編ませていただきました。いい運動になり、素敵なお土産ができました。
【島精機製作所】
641-8511和歌山市坂田85/073-471-0511
1962年に手袋編機の自動化を原点に出発した島精機製作所は、今日、先進のハードウェアと優れたソフトウェアを高度に融合させた魅力ある製品を創り出す総合メカトロニクス企業へと発展し、コンピュータ横編機の分野では世界シェアNo.1となりました。SHIMA SEIKIを成長させたエネルギー、それは創意と工夫、さらに何よりも未知の技術領域へ挑むエンジニア・スピリッツ。SHIMA SEIKIは、社員ひとりひとりがこの精神をもとに、これからも「限りなき前進」を続けます。
【参考】「世界初」を生み出し続ける島精機製作所
和歌山県和歌山市に知る人ぞ知る、世界一のモノづくり企業がある。その名は島精機製作所。二ット編み機のトップメーカーで、コンピューター制御横編み機で60%を超える世界シェアを誇っている。
創業は1962年。昨年、創立50周年を迎えた。その原点は手袋編み機。既存の機械で作られる手袋(軍手)は指先に塊ができてしまい、使用している人の指先の感覚が鈍った。そのせいで機械に巻き込まれて、指を失う事故が続発していた。
創業者で、現社長の島正博氏はこの問題を解決するために、創意工夫を凝らし、指先の感覚が鈍らないよう丸く編み上げる手袋編み機を考案した。しかも、手首にはゴムを入れて編み込むことによって、手首に向かって編み目を減らす工程を省き、逆に手袋の着脱を容易にさせた。機能性を高め、事故を減らすと共にコストも削減した。島精機のすべての出発点はこの創意工夫にある。
次にターゲットとしたのが、二ットの横編み機だった。一番難しいとされていた衿の自動編み機に挑戦。1967年に「全自働衿編み機」の開発に成功。「世界初」の快挙だった。
それ以降も、「世界初」の快進撃は続く。「世界初」のコンピュータ制御横編み機を開発し、1995年には一切縫製することなく、一気に三次元の二ットを編み上げる「世界初」の機械「ホールガーメント」の開発に成功。欧米の二ットメーカーから“東洋のマジック”と称されるほどの評価を受け、SHIMA SEIKIの名声は世界に轟いた。
島社長は「世界初」にこだわり続ける。「どこにもないものをつくる」ことを常に目標として掲げ、実現させてきた。雑誌『理念と経営』のインタビューで島社長はこう答えている。「創業以来、未だに、他社がつくったものを、つくったことはない。すべて“世界初”でつくって半世紀になる」。日本のモノづくり企業の多くが忘れてしまった高い志がここにある。
・・・すばらしい。本社にも行ってみたいですね。