◆「フォトニクスセンター」
フォトニクス先端融合研究拠点形成事業は、産業化イノベーションに向けて的をナノとフォトン、プラズモニクスに集中し、大阪大学の9研修室と5企業の体制を構築し事業を推進しています。電気・電子、応用物理の研究者を中心として自主独立な機関として、分野横断型の研究チーム「ナノフォトニクスイニシアティブ」が平成17年に設立され、それを基盤に、大阪大学は文部科学省・平成19年度科学技術振興調整費・先端融合領域イノベーション創出拠点の形成プログラムに「フォトニクス先端融合研究拠点」を提案し、採択されました。「ナノフォトニクスイニシアティブ」は、フォトニクスの幅広い教育研究情報交換などを行う学内組織「フォトニクスセンター」に受け継がれ、現在20研究室と島津製作所、シャープ、日東電工、三菱化学科学技術センター、IDEC、ニコンの6企業が参加し、フォトニクス先端融合研究拠点の後背地として拠点を支える基盤となっています。フォトニクス先端融合研究拠点は、拠点形成の目的を実行するために、運営委員会の下にフォトニクス先端融合研究センター(Photonics Advanced Research Center, PARC)を設置しています。
◆応用化学専攻/高層棟GSE-コモン
http://www.chem.eng.osaka-u.ac.jp/appl/index.html
物理学、生物学を含む全ての科学が原子・分子サイズの視点で見直されている現在、化学が培ってきた知識と技術が共通の言語となりつつあり、医学・薬学・材料・情報・環境・エネルギーなどの各研究分野を結びつけ、さらに発展させるための原動力となっています。応用化学専攻は、分子レベルで化学反応を自由に制御することに主眼をおいた「分子創成化学コース」と、原子・分子の集合体である物質のもつ様々な機能の探求に主眼をおいた「物質機能化学コース」から構成されています。両コースともマテリアル化学、環境・エネルギー化学、生命化学の3つの研究分野を中心に据え、国際的に高いレベルの研究体制を保ちつつ、現代社会の化学に対する期待に応えられる人材を育成する教育体制を整えています。この3つの柱は、本専攻と大阪大学内の他の専攻、研究科、研究所等における研究とを密接に結びつけるキーワードであり、「原子」、「分子」、「ナノマテリアル」に関わる中核的な拠点となることを目指すとともに、さらに次世代の柱を創り出すことができる、自由な発想と世界観をもつ研究技術者を育成するための教育を行っています。
◆サントリー記念館
http://www.osaka-u.ac.jp/sp/whisky/index.html
朝の連続テレビ小説「マッサン」の主人公・竹鶴政孝は、大阪大学工学部の前身である大阪高等工業学校の醸造科で学びました。当時、大阪高工醸造科は醸造研究や発酵技術を教える唯一の学校でした。マッサンの他にものちに日本の酒造業界を背負う多くの人材を輩出し、現在の大阪大学もその系譜を引き継いでいます。
◆「微生物病研究所」
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/index.html
創立以来感染症の基礎的研究ならびにその制圧について研究を進め、新たな病原菌や病原ウイルスの発見、発病のメカニズムの解明、ワクチンや診断剤の開発など、我が国の感染症及び免疫学分野で多大の貢献を行って来た。また、がん研究の分野においても昭和11年(1936)にラジウムを使用した研究を開始するなど、他の機関に先駆けてがんの早期発見と治療法の開発に努力するとともに、がん発生のメカニズムの研究を推進した。この面においても、世界に先駆けた培養細胞の発がんの成功、がん遺伝子やがんウイルスの発見など多くの成果をあげ、がん研究の発展に大きく貢献した。また、難治性遺伝子疾患の研究においても一部原因遺伝子の単離とその機能解析など優れた研究が進展中である。 一方、本研究所で最初に発見された細胞融合現象は体細胞遺伝学の発展や単クローン抗体の開発などに貢献し、現代の生命科学の基礎を築いた。なお、本研究所では全教員が本学大学院医学研究科(一部は理学研究科、薬学研究科、生命機能研究科も)博士課程ならびに修士課程の教育を担当すると共に人材の育成にあたっている。
★微研ミュージアム
http://museum.biken.osaka-u.ac.jp/
大阪大学微生物病研究所は竹尾結核研究所と大阪特殊皮膚病研究所を併せて昭和9年(1934)に設立されました。創立70周年を記念して微研ミュージアムを設置することが計画され、2010年12月17日の開館式をもって正式に開館しました。学内者、学外者ともに平日の朝9:00~17:00まで自由に出入りできます(入場無料)。また受付で芳名帳にお名前を記入いただければ豪華なパンフレットがプレゼントされます。多くの来館者をお待ちいたしております。
・・・大阪大学は、「さくらミュージアム」でもありました。さて、いい気分になり、このまま帰るのがもったいないので、いつものように「寄り道」です。駅を通り越して「春日丘」の住宅地へ。
・・・電柱に案内表示、「茨木春日丘教会」に行きます。