東高野街道(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

東高野街道(2)



地元だからこその「最新情報」を・・・


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-こん1


第2回百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議議事録より

日時:平成24年4月12日(木)14時10分~15時場所:大阪府庁咲洲庁舎50階 迎賓会議室

【北川羽曳野市長】

・峯ケ塚古墳を擁する峯塚公園が昨年度完成した。峯塚公園は小口山古墳や峯ケ塚古墳を擁する公園で、当市最大の1万坪を超える。公園に管理棟を設けた。学習機能をもたせた管理棟で、訪れた方々が管理棟から峯ケ塚古墳あるいは小口山古墳をみてもらう取組みをした。

・本年度取組もうとしていることに、応神陵古墳に隣接した誉田中学校の茶山グランドが周堤帯に立地していて、ここにガイダンス機能を備えた施設の整備を考えている。生徒たちが学ぶグランドと同時にガイダンス機能を備えた施設の建設を考えている。

・東高野街道に隣接する誉田中学校の建替えを平成25年度から始めるが、外観を和風にしたいと考えている。財政的に大きな持ち出しをしないといけないが、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産を目指す市としてもしっかりとそのあたりの考え方を前に押し出してやりたいと思っている。

・古市の駅前を整備した。観光案内所もつくり、当市の玄関口としての古市駅の整備をすることとした。白鳥神社に隣接していて、竹之内街道、東高野街道を通って誉田中学校、茶山グランド、応神陵につながるようになっているので、一連の整備をして、当市を訪れる人に楽しんでもらえる取組みをしている。

・景観計画を平成23年度から取組んでいる。今年度は市民の意向調査も含めて完成にもっていきたい。

・古市古墳群のウォークアンドクリーンとして、古墳を訪ねて来る人にウォークと同時にクリーンにも協力してもらう取組みをしている。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-こん2


・・・北川市長が話されていたように、応神陵横にある「茶山グランド」に管理棟?ができます。ともなって、誉田中のテニスコートなども美しく整備されて、よかったよかった。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-こん3


小さな建物ですか、窓ガラスなどに古墳群の航空写真をフィルムで貼るなどの工夫がされています。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-こん4


茶山遺跡羽曳野市誉田6・7丁目(市立誉田中学校敷地含む)

従来、当遺跡は古墳時代から奈良時代に盛行し、以後は衰退してしまう遺跡と考えられていました。しかし昭和60年(1985)の府教委や昭和63年(1989)以降の本市教育委員会の発掘調査の結果、12から16世紀にかけての多様な遺構や遺物が確認され、中世にも引き続き生活域であることがわかりました。特に、14世紀から16世紀の園池状遺構・井戸・集石土坑群などが見つかり、出土する遺物が瓦器椀をはじめ実用性の高い土器のみではなく、風炉(ふうろ)や花入れ・輸入陶磁器など趣向的なものが含まれるため、一般集落とは異なる様相が注目されています。これらは、高屋城より先行する時期のもので、羽曳野市の中世史を考える上で欠かせない遺跡であり、文献史料に表れる誉田城と関わりのあるものと考えられています。

羽曳野丘陵から東へのびる段丘上に位置し、誉田御廟山(応神陵)古墳の東に広がる低位段丘上に営まれた古墳から奈良時代に至る複合遺跡です。なかでも古墳に立て並べられている埴輪を利用した埴輪棺と呼ばれる墓や椀、皿などの土師器(はじき)が集積している遺構、土馬と呼ばれる馬の形をした土製品などが多数発見されています。 出土する遺物も円筒埴輪、盾(たて)・蓋(きぬがさ)と呼ばれる形象埴輪などの埴輪類や杯・皿・甕(かめ)などの土師器類がほとんどを占め、須恵器(すえき)と呼ばれる硬い焼物は埴輪や土師器に比べて少ないと言えます。これは、この周辺地域では、埴輪や土師器生産に関わった人たち(土師氏)が生活していたからであると考えられます。


・・・発掘の現地説明会が誉田中学校の敷地内で行われましたが、生徒たちはどんな気持ちでしょうか?自分たちの「ふるさと」や「母校」に誇りを持ってくれるとうれしいですね。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-こん5


誉田中のシンボル「円形校舎」も、いずれ建て替えで取り壊されてしまいます。なんとか、この姿を記録にとどめたい・・・と、強く願っています。