1944独ソ・エストニア戦線(2015・エストニア、芬) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

1944独ソ・エストニア戦線(1944)

 

監督 エルモ・ヌガネン
出演 クリスティアン・ウクスクラ、カスパール・フェルベルク、マイケン・シュミット、ヘンリク・カルメット、カール=アンドレアス・カルメット、ゲルト・ラウドセップ

エストニア人のカール・タミク(フェルベルグ)の両親と妹は、1939年に侵入してきたソ連軍によってシベリアに追放された。ソ連による弾圧は、多くのエストニア人がナチス・ドイツの義勇軍に入隊するきっかけとなり、カールもその中の一人となっていた。一方、同じエストニア人のユーリ・ヨギ(ウクスクラ)はソ連軍の上級軍曹となっていた。二人は1944年のエストニアで遭遇することとなったが・・・・
この作品、軍用車両がかなり充実しています。戦車はT34/85が多数登場、活躍します。後ろにはGAZ-MMやGMCトラックが続いてますね。
T34/85をアップで。いやー素晴らしいです。
GMCトラックです。レンドリース車輛ですね。
右の高級車はメルセデス230のようですが、なぜソ連軍が使用?
この野砲は122ミリ砲でしょうか。4門見えますね。
なんとクルップ・プロッツ(ボクサー)の本物が登場します。かなり珍しいです。登場作は「レマゲン鉄橋」「続・ヨーロッパの解放」くらいか。
キューベルワーゲンもチラリと登場。わかってますね。
これはシトロエンType23トラック。フランス製ですが、SSの外国人部隊にはフランス製など占領国の車輛が多くあてがわれてたので正解。
37ミリ対戦車砲で立ち向かうエストニア人SS部隊。T34/85相手には厳しいですが、気合で撃退します。
バルト海からドイツ軍を支援するのはポケット戦艦のリュッツォー(旧名ドイッチェランド)。これはCGですかね。後方に駆逐艦も見えますね。
親衛隊側の主役カール(フェルベルク)。第20SS武装擲弾兵師団(エストニア第1)の所属です。「eに剣」の記章やワッペンなど、かなり正確なようです。
ソ連軍側の主役のヨギ(ウクスクラ)。実はカールの両親や妹を逮捕したのは彼でした。カールの妹のアイノといい仲になります。
ヒロインのアイノ(シュミット)。美人さんですね。エストニアでは有名な女優さんのようです。
 
(寸評)
大国に翻弄された小国エストニアの悲劇が描かれます。エストニアでは大ヒットした作品ですが、脚本がよく、かなりの良作だと思います。戦闘シーンもかなり迫力があります。DVDを見つけたら買って損はないですよ。ネット配信でも見れるようです。第20SS義勇擲弾兵師団については「ラスト・オブ・カンプグルッペ6」に詳しく記述されてますので、興味のある方は是非お読みください(勝手に宣伝)。
(評価)☆☆☆★(5点満点)  *DVD