トブルク戦線(1966・米) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

トブルク戦線(TOBRUK)

 

監督 アーサー・ヒラー
出演 ロック・ハドソン、ジョージ・ペパード、ナイジェル・グリーン、ガイ・ストックウェル、ジャック・ワトソン、レオ・ゴードン

第二次世界大戦下、1942年のアフリカ戦線。英軍のクレイグ少佐(グリーン)は、バーグマン大尉(ペパード)率いるユダヤ人特殊部隊とともにトブルクのドイツ軍要塞に潜入して燃料貯蔵庫を爆破するよう命じられる。特殊部隊は62名のイギリス軍捕虜と21名のドイツ兵に変装し、危機に見舞われながらもトブルク潜入に成功。しかし、部隊の中にはドイツ軍のスパイがいた。

潜入部隊の隊列です。前後にハーフトラック、トラック4両の計6両です。

先頭のハーフトラックは側面に切り欠きがあるタイプ。テレビドラマ「ラットパトロール」で有名。

最後尾のハーフトラックは切り欠きがない通常タイプ。地雷原で立ち往生するシーン。いずれもM3ではなくM2ハーフトラックです。兵員室の外周に機関銃用のレールが回っていることで見分けられます(コウ中村さんより)。

トラックは2タイプ4輌です。この2輌はM135型です。

こちらはM35型です。いずれも戦後の米国製です。

イタリア軍役で登場したのはM48パットン戦車。イタリア軍のくせに強そうだぞ!(笑)。

こちらもイタリア軍。左はダッジM37です。対空機銃を牽引してますね。右はM135トラック。

ドイツ軍の大装甲部隊のM48パットン戦車。手前の数輌以外はマットベイントです。

ドイツ軍役ではM41ウォーカーブルドッグ戦車も登場します。コンバットで見慣れてますね。

目標の要塞砲です。素晴らしいですね。迷彩もいい感じ。いつか1/72のジオラマ作りたいな。

飛行機は英空軍役でP40ウォーホークが出てきます。シャークマウスが似合う機体ですね。登場シーンは「ロンメル軍団を叩け」「戦闘機対戦車」に使い回されます。

こちらの水上機は何だったかな?調べて後で追記します。グレーの塗装とナチスのマークが渋いです。→グルマンG21グースという機体でした。

主役の三人です。左からクレイグ少佐(ハドソン)、パーカー大佐(グリーン)、バーグマン大尉(ペパード)。ハドソンは「要塞」、グリーンは「大侵略」、ペパードは「クロスボー作戦」などの戦争映画に出演。ペパードが左腕につけてるアームバンド(腕章)はブランデンブルク隊(ドイツ諜報部の特殊部隊)のものです。最近、研究本の邦訳版が発売になりました。

タイン曹長役のジャック・ワトソン。鬼軍曹的な役回りで「コマンド戦略」「ワイルドギース」でも似たような役をやっています。最後の死に方も同じような(涙)。

 
紅一点のシェリル・ポートマン(ハイディ・ハント)。あまり知らない女優さんですがチャーミングですね。右は夫のヘンリー(リアム・レドモンド)。

悪いナチスはメガネのモンフェルド中尉(ストックウェル)。ナチスに内通していましたが内通してるなら、もっと早い段階でなんとかできたのでは?。まあ、なかなか味のある演技だったので許します(笑)。他に「ボー・ジェスト」「魚雷特急」などに出演。

 

(寸評)

ちょっとB級感があり、兵器もアメリカ製ばかりですが私は結構好きです。特に要塞が素晴らしすぎます。主役クラスが結構死んじゃって被害率が高すぎますが(涙)。

(評価)☆☆☆☆(5点満点)  *DVD

(双葉)☆☆☆★★(4点満点) ※ペパードの方がハドソンよりトクをしている→同感。