爆撃手の月(1943・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

爆撃手の月(BOMBER'S MOON)

 

監督 エドワード・ルドウィグ

出演 ジョージ・モンゴメリー、アナベラ、ケント・テイラー、デニス・ホーイ

アメリカ軍の爆撃機パイロットのジェフ大尉(モンゴメリー)はドイツへの爆撃中に被弾・撃墜され捕虜収容所に入れられてしまうが、同室のチェコ人フスニク(テイラー)の計画によりロシア人の軍医アレクサンドラ(アナベラ)を含めた三人で脱走に成功する。しかしフスニクは実はドイツ軍大尉で二人は彼の裏切りにより窮地に追い込まれるが・・・

戦時中のアメリカ映画なのでドイツ軍車輌はアメリカ車が基本になります。これは脱走したジェフたちを追いかけるトラック。

アレクサンドラがセクシーなポーズでヒッチハイクして停めて奪った車輌。クラシックですね。

この高級車はなんでしょうか。ドイツ軍の鷲のマークがわざとらしいですが、戦時中の作品にはありがちです。

航空映画なので飛行機は色々出ます。逃げるジェフの爆撃機と追うメッサーシュミット?模型でしょうか?

アップのシーン。本物ではないですね。

後半のドイツ軍飛行場のシーンには実物大のメッサーシュミット?が。

スピットファイアも登場。本物っぽく見えますが模型かも。

地上のシーンでは明らかに飛べなそうですが、実物大プロップ?

英軍の迎撃隊のハリケーンも登場しますが、これは記録映像ですね。

主役の三人。左からフスニク、アレクサンドラ、ジェフです。

ヒロインはアレクサンドラを演じたアナベラ。かなりの美人です。本名はシュザンヌ・ジョルジェット・シャルパンティエ(長いな)。「スエズ」で共演したタイロン・パワーの奥様でしたが後に離婚。戦争映画では「鮮血の情報」に出演。

ナチス役はゲシュタポのフォン・グルノー大佐を演じたデニス・ホーイ。他に「テキサスから来た男」などに出演。

戦時中の作品なのでドイツ軍は第一次世界大戦のヘルメットにデカいマーキングなのはお決まりですね(笑)。

 

(寸評)

戦時中なので同盟国ソ連人のキャラ、アレクサンドラを良く描くなどプロバガンダ的な要素がありますが、ストーリーはテンポが良くかなり面白い作品に仕上がっています。画質がイマイチですが気楽に見れてオススメです。

(評価)☆☆☆(5点満点)  *DVD