朝から全力を出してしまった。
というのも、駅まで向かう道すがら、音楽を聞きながら気持ちよく歩いていたのです。
すると、真横で『ドスッ』という音が。
見ると、紙袋が落ちているではないか!
中からは子供服が飛び出してるし。
『あっ!!』と思った時には紙袋を抱えて走り出してる俺。
が、相手は自転車に乗った女性。
「すみませぇ~ん!!」と声を張りあげるが、一向に気づく気配なし。
むしろスピード上がってるし(>_<)
俺と女性との距離は徐々に離れて行く。
『ダメか!?』と諦めかけたその時ふと、『子供服が入ってる=人妻!?』
“人妻”というと、なんか『神聖でイヤらしいものだ!』という男性得湯の定義に基づく俺。
その言葉をガソリンに、加速する俺!
人妻との差、50m・・・40m・・・30m・・・20m・・・
最後の10mなんか、かつてのベンジョンソン張りのダッシュをブチかまし、人妻チャリを追い抜く俺。
そして振り返り『すいません!』と俺。
目をカッ開き、怯える人妻。
かなりのキメ顔で言ったとは思うのだが、300m走の後の俺はもしかしたら、悪鬼のような顔になっていたのかもしれない。
まぁ、そんな事はないと思うが( ̄ー ̄)
話を聞くと、急いでいてしかも音楽を聞いていたので、気づかなかったとの事。
その後、紙袋を無事返し、もちろん名前は名乗らず、「じゃあ」さっと背を向け歩き出す俺。
カッコ良すぎる!!(>_<)
数十m歩いていると、後ろから「すみません」の声が。
振り返るとさっきの人妻が立っていた。
そして、「本当に助かりました!ありがとうございましたm(_ _)mもし良かったらコレ飲んで下さい」とお茶を手渡された。
(それが写メのお茶☆)
その後人妻は名前を名乗る事はなく、颯爽とチャリを漕ぎ、雑踏の中へを消えて行った。
それを、呆然と見送る俺。
嫁がいなかったらあの笑顔に確実にやられていたであろう。
しばし余韻に浸り、
『朝ブレンド・・・カフェインゼロか。身体に優しいなぁ。』
なんて優しい気分で駅までの道を歩き出したのだった。
今日も一日頑張れそうです☆
それでは、行ってきます(^O^)/
んだばなぁ~、はぃ~。
GAKU