HYAKURI LIVE 2022
3年振りとなった、百里基地航空祭。
F-4ファントムが退役し、F-2の3SQが1部隊と寂しくなった百里でどんなLIVEが観れるのか。
正直言って、3年前のような盛り上がりは無いだろうと思っていた。
青空に囲まれた本番の朝、西側に車を駐車する事が出来ず一時はどうなる事かと思ったけれど。
3年前にお世話になった場所から、3年振りにチャリンコで西側基地外周へと向かった。
まあ、チャリンコは積んで来たものの、乗るつもりはなく想定外っだったのだが…。
まずは、小松基地より306SQのF-15Jイーグルによる機動飛行を。
リハーサルも実は見ていたのだが、ちょっとその高さに物足りなさがあった。
それでも、青空でイーグルの背中が撮れたのは満足だった。
そしてお昼前にセットリストが組まれた、ブルーインパルスによる曲技飛行。
航空祭でそのフライトを観るのは、前回の百里基地航空祭以来3年振りの事で。
コロナ期間は、ホーム松島で聖火到着式のリハやフィールドを撮っていたのが記憶に新しい。
医療従事者への感謝激励フライトや東京都五輪で、東京都内の空を飛んだのもこの3年間にあった出来事で。
久しぶりの航空祭での曲技飛行とくれば、6機による正面突っ込み撮りたくてシフトしたのだが…。
クリスマスメニューが組み込まれ、今回もまた課題クリアとは行かなかった。
午後になると、まさかの気象庁の職務怠慢による予想がハズれ…曇り空に…。
今回の航空祭の主役である、地元部隊である3SQのF-2による機動飛行は悔しい空となってしまった。
それでも、その低さその迫力に度肝を抜かれた内容だった。
今回はテクリハを見る機会がなく、本番一発勝負となった事が悔やまれる。
ファントムが居なくなり、正直F-2だけでどうなのだろうかと思っていたけれど。
これだけの表情を魅せてくれれば、大満足な内容である事は言うまでもなかった。
そして、セットリストのファイナルナンバーは3SQのF-2による対地模擬射爆撃AGGで。
4機が編隊で四方から突っ込んで来てブレイクする姿に、現場は大盛り上がりとなった。
その瞬間を撮ろうと、自分も皆さんに混じってカメラを振った。
とにかくブレイクする時の低さがヤバかった、AGGからの2機によるブレイク。
これが撮りたくて展開したのだが、前日なぜ行かなかったのだろうかと後悔が残ってしまった。
これは毎年定番のセトリにして欲しいと、そこに居た誰もが思った事だろう。
こうして、3年振りとなった百里基地航空祭と言うLIVEは終演した。
おそらく今年の戦闘機撮影は、これで締めとなりそうです。
TOPGUN公開の年に、F/A-18スーパーホーネットを撮る機会が無かった事が心残りですが…。
2022.12.4 : 航空自衛隊百里基地