Japanese TOP GUN !
2月27日、茨城県霞ヶ浦湖畔にある航空自衛隊百里基地へ。
先週より宮崎県は新田原(にゅうたばる)基地より、
飛行教導隊のアグレッサーが飛来して合同訓練を実施していたので、心待ちにして撮りに行った。
その理由は、迷彩のような色付きである機体も魅力だが、
何と言っても訓練へ向かう時の、背中をバックリと魅せ捻る離陸にあった。
百里基地は訓練空域がある海に対して平行に滑走路があるため、
北風であろうと南風であろうと、離陸した戦闘機は右か左方向へ捻っていく。
しかし、アグレッサーだけはその捻り方が尋常でないほどタイトだった。
この日の1stアタックも上がった7機は違いはあるものの、見事にタイトに捻った。
アグレッサーとは、簡単に言えば仮想敵機の事で、
訓練時に文字通り敵機役を演じ、各飛行隊のパイロットを育成する。
日本の航空自衛隊には、新田原基地に唯一飛行教導隊として存在する。
またそのパイロットは、各部隊から引き抜かれたトップが集まったエリート集団で、
日本の「トップガン」と言われている。
機種は複座のF-15DJを主として配備いるが、一部単座のF-15Jも配備している。
その部隊から7機が今回、百里基地へ約2週間の巡回教導のため飛来した。
昼頃から百里上空には雲が垂れてきてしまったが、
午後の2ndアタックが始まる頃には、再び陽が差してきた。
この日は風向きが不安定で、滑走路の向きがコロコロ変わってしまった。
午後は午前中とは逆向きになったので、2ndでは右捻りを撮る事が出来た。
ただ、午前中とは違いタイトに捻ったのは6機中2機に終わってしまった。
百里基地は色々な光で撮影出来るのが魅力の1つ。
2ndの降りは、あえて逆光側で撮影した。
アグレッサーの意味が無くなってしまうのだが。。。あえてシルエットに。。。
やっぱり着陸も、タイトに進入して来た1機がいた。
1日、アグレッサーを追いかけてきたのだが、
訓練はこの日で終了し、翌日このアグレッサーは新田原へ帰還するらしい。
約1ヶ月半振り、厚木基地以来の戦闘機撮影になったのだが。。。
また百里基地は10月のF-16との合同訓練以来の展開になったのだが。。。
アグレッサーを始め、良い画を撮らせてもらい充実した1日だった。