風向きは自らで変える。
1987年10月18日(日曜日)。
自分がカメラを片手に撮り始めたスタートラインとなった、記念すべき日だった。
それから、20年の歳月が流れた。。。
2007年10月18日。
朝、目が覚めると青空が覗き、どうやら晴れる空気が流れていた。
昨晩寝る前の思いつきだった。
夜勤前に、もう一度。
航空自衛隊百里基地へ展開した。
晴れた青空の光で、F-16を撮りたかった。
ずっと、曇天空で悶々としていた。その風向きを変える為に。
もう一度撮りたかった。
夜勤なので、午前中のみの展開となったけれど、
太陽の光を浴びた、F-16ファイティングファルコンはその雄姿を魅せてくれた。
自衛隊機も魅せてくれた。
合同訓練で上がった、204飛行隊のF-15イーグル。
F-16とともに、順光側で背中狙いはやめ、あえて逆光側で撮ってみた。
曇天空の火曜日に撮ったポイントで挑戦した。
F-16が4機。F-15が4機のミッション。
F-16は上がりが高くて捻らない。。。
その理由から、順光側ポイントは避けたのだが。。。
1機目の上がりだけ、低いのにはちょっと顔が青くなった。。。
午前中の1ミッションしか撮れないので、8機が上がったあとは順光側へ移動。
あえて、ランディングギアを出した降りの画ではなく、
オーバーヘッドからブレイクする、捻りの画に賭けてみた。
賭けは成功。3機オーバーヘッドで進入してきた、3番機のブレイクが綺麗だった。
また、通常訓練で上がった501飛行隊のRF-4ファントムⅡが魅せてくれた。
2機のフォーメーションで上がり、左右へブレイクするスプレッドアウトをやった。
満足には撮れなかったけれど、良いものを魅せてもらった。。。
晴れただけに、地元の人を含め多くの人が集まっていた。
午後の2ndも撮りたかったけれど、夜勤なので昼過ぎに基地をあとにした。
執念の勝利だった。。。