個人的にはね
いまくらいの仕事のペースが心地いい




非常事態の宣言後
僕が勤める建築会社は
新規の工事はストップしている



始まる工事がなくて
進行中の工事が完了してくるから



自ずと時間に余裕が出てくる
率直に言うと暇になっては来ている




この先の経済的な事を思えば



反対に、このコロナの状況下で


とても大変になっている職種の
ひとたちを思えば



心地よいなんて
言ってられないんだろうけどね



ずっとキャパオーバーの仕事を
続けて来ると頭とは別個に心と体は



正直に、そう言ってる





仕事中、社用車で鮮やかな新緑のなかを



ついこのあいだまで常時つけていた
足元からの暖房を切り



少しだけ窓を下げ
自然の温度で暖められた車内に
風を入れながら



やわらかな太陽の恩恵を浴びた
心地よい景色を見ていると



もう終わってもいいかな
と、この季節にいつも思うようになった



本気で終わってもいい…
とは思っていないのだけれど





ひとの終わり方は
どれくらいあるのかな



なんて…
本気で数える気もないのだけれど





仕事も減ってきた
増えて大変になってきた
があるように



また、それ以外にも
みんな、その置かれている状況や環境は
平等ではないよね



隣の家の青い芝なんて言うけど
ひとの家の事をどうこう言うつもりもない




言えるのは平等に今生きてるよなって思う




生まれてから限られた時間のなかで
いま、生きてるんだよなって思う




生き方にも、終わり方にも
選べるもの、選べないものあるけど




与えれた限られた時間が来るまで




自分が望むものを出来るだけ
たくさん感じたい



大切なひとたちにも望むものを出来るだけ
たくさん感じてほしい




だから先ず自分を守ってほしい


そして大切なひとを守ってほしい



なるべく与えれた限られた時間を
出来るだけ目いっぱい全うしてほしい




また会える時が来て
共有できる同じ時間を
笑顔で、心地よく過ごしたいから



それがいま望むこと




生きてさえいりゃ何とかなる




まなぶ