2022年10月9日(日)、私は泉南オープンウォータースイミング大会の1キロの部の召集所にいました。 

 召集所には、80才代で、エントリーされた方がいらっしゃいました。

 オープンウォータースイムで、80才代でエントリーされた方、初めてお会いしました。 

 見た目は、少し、小太りの普通のお爺さんでした。 

 そして、そのお爺さん、ウェットスーツ無しの水着のみでの参加でしたので、

「ウェットスーツなしで、冷たくないのかな。これこそ、年寄の冷や水だな」と思いました。

  10月の大会ということで、気温はかなり低め、私はレンタルしたウェットスーツを用意しておりまして、低水温対策はバッチリでした。 

 そして、スタート。 

 スタート前から、何となくまずいなと思ってまして、安全運転で完泳狙いに徹することにしてました。

 スタートのバトルに巻き込まれないよう、端っこからのスタートです。ゆっくりゆっくり、泳いでいたのに、どんどんしんどくなり、

250m地点の最初のプイにつかまりました
(こんなの初めてです) 

 ブイにつかまってゼーハーしていると、大会のスタッフから、大会の妨げになるから、ブイから離れて下さいとの非情の宣告が(泣) 

 ブイからスタートして、20〜30mいったところで、潮があきらかにアゲインストになっていることに気づいた所で、心が折れました。

最後の気力を振り絞って、一番近くにいたライフセーバーに棄権を申し出て、私のレースは終わりました(泣)

 ということで、一番最初に更衣室に戻ってきたのですが、完泳を果たした人と、顔を合わせたくないので、ダッシュで着替えました。

 大会DJによると、先頭の方達、続々のゴールされているようです。 

 というわけで、まさに逃げるように、会場を出ようとした時、

大会DJのひときわ大きなアナウンスが、

 「ただいま、80才区分でエントリーされました◯◯さん、見事ゴールされました。皆様、盛大な拍手を!」

 私のスイム人生、こんなのばっかりです(泣)

きっと、「敬老の日」ネタ、つきることないと思います。

涙のエントリーナンバー、忘れる事がないように、レース直後に撮影しました(泣)