ハァ~ ハァ~ ハァ~。 白く流れていく息。
気が付くとその場から駆け出していた。
悔しくて、悲しくて、情けなくて。 感情があふれだしそうだった。 もう嫌だ。なんでこんなに苦しまないといけないんだ。 アパートへ着き、鞄の中からあの本を取りだしその場に崩れ落ちた。 なんページか捲っていくうちに、ありとあらゆる感情が涙と共に吹き出した。


チリィリリリリン。


電話にとる気力もない。 何コールかすると留守電に切り替わった。

修平だ。