東京都北区十条「しかのいえ」にて「小説作法ゼミナール」第3期生募集中! | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

東京都北区十条の住宅街にあるコミュニティスペース「しかのいえ」。ここで開催されている「小説作法ゼミナール」が、第3期生を募集しています。

 

講師は、数々の名作小説を世に送り出してきたベテラン編集者・大久保雄策さん。

 

渡辺謙主演で映画化された荻原浩『明日の記憶』などが有名かもしれませんが、最近の話題で言うと、この秋公開される映画「おしょりん」の原作者である藤岡陽子さんを発掘し、そのデビュー作を手がけたのも大久保さん。

 

他にも池澤夏樹『新世紀へようこそ』、大西巨人『深淵』、門田泰明「黒豹シリーズ」、桐野夏生『ハピネス』、佐藤正午『ジャンプ』、白石一文『僕のなかの壊れていない部分』、辻内智貴『ラストシネマ』、土居伸光『望』、永瀬隼介『誓いの夏から』、又吉栄喜『鯨岩』、三浦光世『死ぬと言う大切な仕事』、宮本輝『三千枚の金貨』、盛田隆二『ありふれた魔法』、山本譲司『螺旋階段』……などを担当されてきたそうです。

 

しかも大久保さんの父親は、遠藤周作、吉行淳之介ら「第三の新人」を陰で支え、「純文学の鬼」と呼ばれた大久保房男氏。親子二代にわたって名編集者というのは、ちょっと聞いたことがないです。「小説」あるいは「文壇」というものを歴史的な視点から俯瞰できるのは、そういう背景があるからかもしれません。

 

大久保さんはそんなすごい人なのですが、いわゆる「いい人あるある」で、あまり自分をPRしようとしません(笑)。僕は「小説作法ゼミ」でそういうことを知ってしまったので、小説好きの知り合いとかに「何で早く教えてくれなかったんだよ!」と後から怒られないために、これを書いています(笑)。

 

そんな大久保さんが講師を務める「小説作法ゼミ」ですが、参加するデメリットが1つだけあります。それは、「1期生である杉原の後輩になる」ということです。当然、焼きそばパンを買いに行かされることになるでしょう。「そんな屈辱耐えられない……!」という方には残念ながらオススメできません。

 

……という冗談はさておき、北区十条「しかのいえ」で開催される「小説作法ゼミナール」、気になる方はぜひ下記リンクをご覧くださいませ!

 

 

僕でよければ質問などもぜひー!ゼミの後は十条銀座商店街をぶらぶら→喫茶「梅の木十条店」でまったりがオススメです(笑)。