誰もが知る有名女優に求婚された、夢を見た | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

誰もが知る有名女優に求婚された、夢を見た。

 

設定としては、僕と彼女は同じクラス(年齢は今のままなので、大学院か何かの専門学校か?)。だが会話を1回したかどうかくらいの間柄である。まあ夢の中なので、僕の状況も含めて完全フィクションであることは言うまでもない。というか、自分でもよくわからない。

 

しかしなぜか彼女がウチの親に会いたいということになり、実家に連れていった。家には母親と弟がいて、今後のことが話し合われた。僕はただとまどいながら流れに身を任せていたが、彼女が帰る時に、「駅まで送っていくわ」と言って、一緒に家を出た。何かを言わなければならないような気がしたのだ。だがどんな話をしたのかは覚えていない。

 

翌日、友人と遊ぶ約束をしていたので、そのことを相談した。その友人にはもう婚約者がいて、結婚の準備を進めているタイミングだった。友人は「そうやなあ……。いい人やと思うけどなあ……」という、ぼんやりとした反応だった。

 

実はその有名女優は、もともと有名俳優と結婚していて、その夫の不倫がとても話題になった人だった。その夢の中ではすでに離婚したか、離婚を決めているような様子だった。

 

僕は彼女の真面目さ、仕事に対するひたむきさやその才能をとても尊敬していたが、恋愛感情を抱いていたわけではなかった。だからずっと戸惑いがあるのだろう。彼女はとにかく有名だし、不倫のことも大きな騒動になったので、僕との結婚が知れたら、世間は放っておかないだろう。

 

でもそんなことより、大事なのは自分の気持ちだ。というか、なぜ彼女はほとんど話をしたこともない僕と結婚したいと思ったのだろう。よくよく彼女の気持ちを考えてみると、きっと僕のことが好きというよりは、今の状況を変えたい、今の状況から抜け出したいという気持ちが大きいのではないか。そんなふうに思うようになった。

 

僕は友人に「よし、決めた」と言って、彼女に連絡をすることにした。ラインやフェイスブックのメッセンジャーが速いが、最近はどこから情報が漏れるかわからない。こんな話はマスコミの大好物に違いない。そこで僕は手紙を書くことにした。

 

「少し時間を置いて、お互いの気持ちを冷静に見つめなおしてみましょう。それからでも遅くないと思いますし、そのほうがよいと思います」そんな内容だったと思う。どう見ても不釣り合いな話なので、時間が経てば思い直すだろう、そんなところだった気がする。

 

正直、有名女優と結婚できる機会を逸するのは惜しい気もしたが、こういうことについては、わかっていることを、わかっていないふりをするべきではない。

 

そんなことを思いながら目を覚ましたのだが、「あんなに一生懸命いろいろ考えたのに、夢やったんかい!!」という虚しさから、せめて記憶に残しておきたいと思い、これを書いた次第である。

 

……と、ここまで書いたところで、目が覚めた。(これはうそ)