島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』新潮社、2019年 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

自分の仕事をしている人に勇気と励ましを与えてくれる本。

 

各所に名言が散りばめられて、思わず付箋を貼った。たとえばこれとか。

 

 「自分ができそうなことをやる。続けられそうなことをやる。……自分が全力を注ぐことができる仕事を自分で設計し、それに専念する」(58-59頁)

 

 僕もまさにこれを目指しているけれど、なかなか辿り着けない(笑)。

 

 島田さんはいい意味でロマンチストなのだと思う。

 

「嘘をつかない。裏切らない」なんて、僕はとうてい言えないし、書けもしないけれど、それを自分の心に嘘をつかずに言える人は確かにいる。

 

 ロマンチストという意味では、僕の友人でヤギサワバルを経営している大谷剛志くんもそう。

 

ピュアな何かを信じている、そういう生き方が僕はけっこう好きなのだ。

 

 

 

島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』新潮社、2019年。