溺れている人を助けに飛び込んではいけない | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

今年の夏も水難事故が後を絶たない。

よくあるのは、
助けようとして飛び込んだ人が
一緒に溺れて亡くなってしまうケース。

 

家族や友人はもちろん、人が溺れていたら

思わず飛び込んでしまう気持ちはよくわかるが、

「実際には一番やってはいけない救助法」である。

 

「ライフ・セーバーのような水難救助の専門家でさえ

『道具を持たずに救助に向かうことはない』」

 

というのだから、

その危険性がどれほどのものかわかるだろう。

 

「泳いで助けるのは、あくまで『最後の手段』」

 

というわけだ。

 

溺れている人を泳いで助けようとすると、

相手は必死でこちらにしがみついてくるだろう。

 

想像してみてほしい。

 

体重40キロの相手を抱えながら泳げるかどうか。

 

しかも向こうは必死でしがみつくので、

こちらは身動きがとれなくなる可能性がある。

 

もっと体重の軽い子どもであっても、

基本的に状況は変わらない。

 

溺れている人の力を侮ってはいけない。

 

なにしろ命がけの「火事場のクソ力」で

しがみついてくるのだから。

 

僕は子どものころは泳ぎが苦手で、

海で溺れたこともあるのでよくわかる。

 

下記のwebサイトにもあるように、

「ちょっと機転をきかせれば、

 水に入らずに救助する方法はたくさんある」。

 

海や川辺で遊ぶのは夏の醍醐味だが、

その前に最低限の知識を仕入れておくのがよい。

 

そしてこういうウンチクを披露して、

「モテ度アップ」を狙うべきだろう。

 

今年の「海の王様」は、

アナタかもしれない。

 

 

【参考】「BAYSIDE BREATH」

水難事故の救助法について

 

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