人間情報誌『かがり火』175号読了 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

地域づくりに情熱を燃やす面白人間や

“変”差値人間を紹介する人間情報誌『かがり火』。

 

175号を読了。

今回も充実した内容でした!

 

僕が個人的に面白かった言葉などを

ちょろっとご紹介。

 

 

強いということは持続するということなのです。

いっとき売り上げを伸ばして大企業化しても

たちまち経営危機を迎えるような企業は、

強い企業とはいえません。(内山節)

 

仕事ができるできないを個人の能力、

個人の責任のように扱っているけれど、

たまたま生まれ育った環境とか、

これまでの周囲との人間関係とか

いろいろな要素がその人を形成しているわけだから

『仕事ができる』という一部分を切り取って、

人の優劣を評価するのはあまりにも乱暴で

知性のない行為だと思います。(岸浪龍)

 

農業は昔の人が大切にしてきた冬至、大寒、

立春、雨水、啓蟄などの二十四節気の

自然界のリズムに合わせるものだったはずです。

人間の都合で栽培時期をずらしたことで

病害虫が発生するようになったんだと

思うようになりました(野中慎吾)

 

「個人の自由」を追求していっても、

どこかで常にむなしさがつきまといますよね。

「自由になりたい」と思っている時点で

自由ではないし、自由にはなれない、というか。(井口康弘)

 

日本全体の人口減少が決定的な状況の中で、

自分の市町村だけが減少幅を抑制したり、

横ばいとする目標は、本質的な部分で

右肩下がりの社会に対応することから

目を背けているのではないだろうか。(竹見聖司)

 

 

どの言葉も借りてきたものではなく、

自分自身の生き方と結びついているから、

直接胸に響いてきます。

 

最新号の目次はコチラから見れます。

 

『かがり火』ホームページ

http://www.kagaribi.co.jp/

 

 

 

 

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