2ヵ月に1度の大きな楽しみ、雑誌『かがり火』 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

今号から僕がホスト役をつとめる

対談の連載が始まった、雑誌『かがり火』が届いた。

 

 

 

 

 

 

僕と井口氏の対談については

以前のブログで紹介したからよいとして、

他のコンテンツも実に充実していて面白い。

 

混沌とする日本と世界の情勢と、

その中でいかに生きていくかを考える上で、

哲学者・内山節氏の論考は

大きな示唆を与えてくれる。

 

「国家の成立には根拠がない」。

 

にもかかわらず、

その根拠を明確にして「強い国家」を

つくろうとした時に国家は崩壊してきた、

という歴史的事実。

 

そしていまの日本は、

まさにその「強い国家」をつくろうとし、

崩壊に向かおうとしている。

 

「国家の歴史はせいぜい

 電気の歴史と同じくらい」

 

「明治時代に入っても、

 多くの人たちにとっては

 国民意識などなかった」

 

という内山氏の言葉は、

国家の存在なしに生活を考えられない僕たちに

新しい気づきを与えてくれる。

 

あともうひとつ、

岸浪龍さんが「社長係」をつとめる会社、

「おふくろさん弁当」の記事の冒頭を

少しだけ紹介しておきたい。

 

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三重県鈴鹿市の「おふくろさん弁当」がどんな働き方をしているのかを知れば、政府の働き方改革の議論など吹っ飛んでしまう。出勤も退社も自由、会社に来たくない時はいつ休んでもOK、普通の会社に必ずある「規則も命令も上司も責任もない!」会社なのである。社員は勤務時間が終わっても帰りたがらない、帰っても仲間と語りたくてまた会社に出て来る人もいる。それでいて業績は好調で設立以来、増益増収。いまの時代にこんな会社が存在するのは奇跡としか言いようがない。

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僕はこの会社を今回初めて知ったが、

これにはさすがにおどろいた。

 

とにかく『かがり火』という雑誌は、

読むたびに新しい視野を開いてくれる。

 

2ヵ月に1回、

郵便受けにこの雑誌が入るのが、

いつのまにか大きな楽しみになっている。

 

『かがり火』ホームページ

http://www.kagaribi.co.jp/

 

 

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