神や仏、天国や地獄は、
あの世のものとして語られることが多い。
だが、わざわざ「あの世」に行かずとも、
そのどれもがすでに「この世」に
存在していると思わずにはいられない。
たとえば、
人生の大きな岐路において、
決定的な助言をしてくれる人が
現われたりすることがある。
それを人は「神の導き」と言ったり、
「仏のご縁」だと言ったりするが、
助言をしてくれた人そのものが
神であり、仏であったのかもしれない。
もちろんそれらは結局、
同じことを言っているにすぎないのだが。
かけがえのないご縁と共にある世界を
「天国」と言ってさしつかえないだろうし、
そのご縁をないがしろにしたところに
「地獄」もまた生まれてくる。
ならばそれらはすべからく
「この世」に存在しているのでは
ないだろうか。
こんなことを書くと
何かしら信仰を持っているように
思われるかもしれませんが、
そういうのは特にございません(笑)。
しかしなぜか小学生の時から
「仏」という漢字が大好きで、
この漢字だけは、
フリーハンドでレタリングできます。
……どうでもいいですね(笑)。