『運命の子 トリソミー
短命という定めの男の子を授かった家族の物語』。
『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』
その著者、松永正訓さんを招いての講演会がある。
たまたまのご縁で松永さんの話を直接聞くことができたが、
こんなに真摯に人間の命と向き合っている医師がいるという、
その事実そのものが僕たちに希望を与えてくれる。
「新型出生前診断によって
胎児が選別される風潮が強まっている現代において、
障害児を受容するということはどういうことなのか、
障害胎児の命を放棄することは私たちを幸福にするのか」
この問いに、あなたならどう答えるでしょうか。
松永さんと一緒に考えてみませんか。
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■「命」の意味を考える
「運命の子」と出会って考えたこと
~障害胎児の命を抱きとめる~
【日時】
11月23日(日)14時~16時
【場所】
練馬区産業プラザ3階・研修室1
練馬区練馬1丁目17-1 Coconeri3階
(練馬駅北口徒歩1分)
【内容】
将来、教育分野や医療・介護・介護福祉分野などにたずさわることをお考えの方、いま、現在、それらの分野で活躍されている方、そして、生まれてきた命、生まれくる命へ、深く思いを馳せるみなさまと「命」の意味を考えましょう。
【講師:松永正訓氏より】
13トリソミーという先天性染色体異常は、かつては医療の対象になりませんでした。脳の低形成などの重度の奇形を合併するために、ほとんどの子が1歳までに亡くなるからです。しかし最近は、できるだけ治療をおこない、可能ならば在宅介護に移行する動きが強まっています。私は、地元の主治医として13トリソミーのお子さんの家族とかかわることになりました。障害児を授かることの意味を家族と共に考え、また、その他の在宅の重症児の家庭にも訪問を重ねました。短命と思われたその子は少しずつ発達を示すようになり、家族も障害児を授かったことの意味を見出していきました。新型出生前診断によって胎児が選別される風潮が強まっている現代において、障害児を受容するということはどういうことなのか、障害胎児の命を放棄することは私たちを幸福にするのか、拙著「運命の子 トリソミー」の物語と共に講演で述べていきたいと思います。
【講師プロフィール】
小学館ノンフィクション大賞受賞作『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』著者。千葉大学医学部卒。現在、小児外科医として第一線で活躍中。小児がんの遺伝子研究により医学博士号修得。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。著書に『小児がん外科医 君たちが教えてくれたこと』(中公文庫)などがある。
【主催】
松永医師と話す会 代表 森本陽子
【申込】
電話から→ 03-3997-6210
WEBサイトから→ http://lifecafe.jimdo.com/
メールから→ lifecafenerima@gmail.com
【詳細】
「生命倫理カフェ」WEBサイト
http://lifecafe.jimdo.com/