メッシ、4年連続バロンドールの秘訣 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
メッシが、4年連続でバロンドール
(サッカーの世界年間最優秀選手賞)を手にした。
史上初の偉業である。

彼はその後のインタビューで、
バロンドールをとれた理由についてこう語っている。

「僕はサッカーが大好きだから
 毎年いいプレーができるように心掛けている。
 自分を追い詰めるようなつらい練習はしないんだよ。
 失敗して苦しむこともあるけど、
 引きずったりはしないよ。
 だってサッカーは楽しいスポーツだからね。」
(めざましテレビ 2013年1月10日放送)

日本サッカーのさらなる発展のヒントは、
彼のこの言葉の中にあるのではないか。

日本代表の課題として決定力不足が常に言われるが、
これは辛い練習によってではなく、
いかにプレーを楽しみ、夢中になれるかによって
克服されるものであるような気がする。

代表で点を決めることを義務づけられることは、
想像を絶するプレッシャーを生む。
その中でいかにゴールを決めるのか。

そうしたメンタル面において、
メッシの「プレーを楽しむ姿勢」から
学ぶべきことは多いだろう。

そのために、練習の中でも自分を追い詰めず、
サッカーを楽しいものとしてとらえる考え方は、
日本人に最も欠けている部分かもしれない。

いまから考えると驚くべきことだが、
僕が部活でサッカーをしていた時代は、
練習中に水を飲むことも良しとされなかったのである。

夏場の練習などで
よくぶっ倒れなかったものだとつくづく思う。

その時代の常識というものは
けっこういいかげんなものである。
その常識を更新していくのが、
メッシのような天才なのかもしれない。

メッシ、キモチイイ!!(CM風に)