三年目の浮気 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
そういえば東京へ来てから今年で10年目なんやなぁ、
なんてことを考えていたら、ふいに、

三年目~の~浮気ぐら~い~大目に見~ろ~よ~♪
開き直~る~その態度~が~気に入らないのよ~♪

というあの歌詞が浮かんできた。

僕の東京10年目とは全く関係ないが、
よく考えてみたら、きっとあの歌は
世の中の「浮気観」にかなりの影響を与えたように思う。

つまり、ここで歌われている
「三年目」というのがひとつの基準となり、

「五年目なんだから、さすがに一度くらいいいだろう♪」

みたいな感覚を、世の男性たちの中に
生み出した可能性はじゅうぶんありえる。

あるいは女性側にとっては、

「三年目でさえダメなんだから、二年目なんてもってのほかよ!」

みたいな気分をつくりだす根拠になったかもしれない。

人間の気持ちなんて、
自分の中から生まれて来ているようでいて、
実はこの程度のものではないだろうか。

いまの自分の感情が、
自分の本質的な何かに基づいているなんて
考えないほうがよいだろう。

「うんこはきたない」

ということだって、実際にはあやしいものだ。
あんなに子供たちに人気がある「うんこ」に嫉妬した誰かが、

「くっそ~、なんとかあいつをおとしめる方法はないのか…。
 そうだ、あいつはきたないやつだ、ということにしよう!」

というプロパガンダを行った可能性も考えられる。

本当に許せない。