カッチンコッチン | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
学生時代の友達らと久々に会った。

そのうちのひとりの女の子の話が、
今回のナンバーワンヒットだった。

その子はとってもいい子なのだが、
ずいぶん長いあいだ彼氏がいない。

で、今年はどうやった?と聞くと、
ちょっとトキメくことがあったらしい。

相手は、合コンで出会った6つ年下の教師。
とにかくマジメで、いかにも教師!
という感じの人らしい。

そのわりには、数回食事に行って、
いきなり岡山に一泊旅行へと
二人で出かけることになったらしい。

大の大人が一泊旅行と言えば、
それはもう、そういうことだろう。

どういう流れでそうなったのかはわからないが、
その子にしてはあり得ないほどの急展開である。

「おお、マジかよ!すげーな!
 じゃあ当然そういうことになったん?」

それに対する答えに、僕は驚愕した。

「いやそれがな、カッチンコッチンやねん…」

…ちょっと待て。
そこまで教えてくれと言った覚えはない。

「カッチンコッチンって…!
 それはつまり、アレが、そんなことになってたと…」

「え?…いや、違うって!!
 マジメすぎて態度がカッチンコッチンやってん!
 だから結局何にもなかってんって!!」

「そうなん?まぎらわしいな!
 何のダブルミーニングやねん!!」

どうやらその男性からは
全くそういうアプローチもなく、
こちらからもしなかったので、
本当に何もなかったらしい。

そのエピソードを聞いたあと、
仲間6人でずいぶん長い時間くだらない話をしたが、
ことあるごとに「カッチンコッチン」という言葉が
飛び交ったことは言うまでもない。

来年こそは、いい意味で
カッチンコッチンでありますように。

それではみなさま、よいお年を。