なまけ者のさとり方 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
なまけ者のさとり方/タデウス ゴラス

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共感できるか否かで、
評価がわかりやすく
真っ二つに別れそうな一冊。

全編にわたって
スピリチュアルな雰囲気を
醸し出しているので、
そちらの世界が 苦手な人には
オススメできないが、
そうでない人にはあまりにも
あっさり読めてしまうだろう。

当然ながら西洋風味です。

【引用メモ】

私自身が人生において再び行きづまり、途方に暮れた時に、読んでみたいと思うようなものを私は書いてみるつもりです。(p7)

「愛とは、他の人と同じスペースにいる」という行為です。(p19)

真実の愛とは、あなた自身が自分のために行う行為なのです。そして、あなたの体験に照らして、その結果を判断して下さい。(p22)

実際に起こってくることよりも、それに対するあなたの反応の仕方の方が、ずっと大切な意味を持っているのです。(p36)

概念のレベル、スペーズのレベルで否定されたものが、この物質界に現象として現れてくるのです。(p56)

自分の発しているバイブレーションを変えることによって、私達の時間に関する体験も変えることができます。これは、ちょうど、世の中に対する自分の見方を変えることによって、住む世界がまったく変わって見えることと同じです。(p73)

この世の中があなたの目にどう映るかで、あなたのバイブレーションのレベルがどれ位か、はっきりとわかります。もし、この世界が美しく安全な場所に見えるとすれば、あなたのバイブレーションはとても細かいのです。もし、世界が陰気で退屈で恐ろしいところのように思えるならば、あなたのバイブレーションはあらいのです。ですから、あなたはバイブレーションのあらい自分を、もっと愛してあげる必要があるというわけです。(p77)

嫌なことから急に逃げようとすると、あなたは低いバイブレーションにつかまってしまいます。そして、ひとつ、嫌なことから慌てて逃げだすと、次々に同じような嫌な目に会うものです。嫌なことは次々と起こり、あなたを悩ませ続けます。そして、あなたがそれに耐え、さらには愛することができるようになると、あなたのバイブレーションが上がり、嫌なことは起らなくなります。/嫌なことでも、目を開いて見すえて下さい。そして、それを愛し、そして抜け出せばよいのです。あなたの意識をもっと楽しいことに向けてもかまいません。自由とはそんな時のためのものなのです。(p78-79)

不愉快なことを愛するという体験を二、三回してしまえば、誰かがあなたをひどい目に合わせたり、不愉快な気分にさせたりする前に(すなわち、コーヒーカップが落っこちる前に)、す早くそれを察知して、あまり巻き込まれない内に的確な行動がとれるようになります。(p79)

彼をあまり尊敬したり崇拝してはいけません。あなた方を分けへだててしまうからです。彼のあるがままを認め、兄弟として彼を愛し、彼が作り出したものを楽しみ、彼と自分を同じ平等な存在として扱えばよいのです。(p89)

「さからわないこと」という言葉だけは、覚えておいて下さい。この言葉は、瞑想している時のレベルでは、とても重要なことなのです。特に、死ぬ時には、この言葉を絶対に思い出すようにして下さい。(p101)

「理由などいらない。ただ、愛しなさい」/愛することは安全なことです。この宇宙で唯一、絶対安全な行動なのです。(p105)

もし、私が己れの知識を愛しているのよりも、あなたが自分の無知を愛していれば、あなたは私よりも高いレベルにいます。(p106)

私達はみな、霊的な喜びを人々に伝えてゆく伝達装置に他なりません。(p109)