代々木公園を歩いていたら、
女性ふたりがしゃぼん玉を吹いていた。
それ自体はよくある風景なのだが、
なんとたくさんのしゃぼん玉たちが、
空中にほぼ静止しているのである。
しゃぼん玉はたいてい
風にどんどん流されていくものだが、
ちょうど無風で、
しかも若干の上昇気流(おそらく地熱の影響?)
があり、ふわふわとそこに漂っているのである。
ありそうでない、幻想的な雰囲気だった。
スイミーみたいに群れていた
小さなしゃぼん玉たちは、
ゆるゆるとほどけながら、
次第に空へと昇っていった。
ビバ・ムフー。