思い出したら、思い出になった。 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

著:糸井重里


本の中で
僕が気になった言葉のうちのいくつかを。

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

意味と関係ないところで、
人はよろこんだり快感を得たり、
悲しんだりつらくなったりするものです。
そのことが、よくわかるのは歌です。



「それが習慣化してもいい」と思えることは「いいこと」で、
どんなに素敵に思えても「それが習慣化しては困る」
ということが、「わるいこと」なのではないか。



こういうことは難しい、こういう方法は無理だ、
こんな考えは甘い、こんな失敗を知ってるか・・・。
もうね、すごくいっぱい聞くんですよ、
何かをはじめようとする時にはね。
たぶん、そういうネガティブな忠告をしたがる人は、
「自分が、きみと同じことをやらない理由」
を語ってるだけなんでしょうね。
けっこう落ちこませてくれるんです、こういう忠告がね。
なんか、無責任に大笑いして「がんばれや!」
って言ってくれたほうが、ずっといいんですけどねぇ。



昔、「他人事だと思いなさい」という
魔法のおまじないを考えついたことがありました。
これは、いざというとき、けっこう役に立ちます。



よいこと悪いことに関係なく、
終わりということを考えるのは、
必ず、なにかのはじまりです。

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

ほかにもいっぱいあるのだが、
これから読む人のためにも、このへんで。

「ほぼ日」をほぼ毎日見ているせいで、
すでに読んだことのある言葉も多かったが、
それでもあらためていろんな発見がある。

糸井さんの言葉は、
内包している価値観の幅がとにかく広い。

ひとつのものごとを、
あらゆる角度から見つめる視点がある。

「ほぼ日」を見ている人には言うまでもないですが、
そうじゃない人には、いっそうオススメです。

何かに行き詰まったときなど、
あたらしい考え方のヒントになるかもしれません。


満足度
★★★★★


マナブはミュージシャンとしても活動してます。
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