「アダルトエデュケーション」
その名の通り
ちょっと夜の要素もある成人教育的な小説
中でも「advance~それでも前へ進め」
この小説が今のところ一番好き
冒頭からガツンとくる
「ひとより高みに立とうとするとき
方々は二つある
自分を引き上げるか
相手を引きずりおろすかだ
引きずりおろすほうが簡単なのはわかりきっているけれど
それでも私はできる限り前者でありたいと思うし
他人の足を引っぱったり陰口をたたいたりするような醜い真似だけはしたくない
ひとの成功はひとのもの
そのかわり私の成功は私のものだ」
最後に思ったのは結局
オトコは自分が優位に立てる相手でないと居心地が悪いため
居心地の良い相手に落ち着く
仕方のないこと
「可愛げ」がないと私も周りから良く言われる
可愛げなんて陳腐な言葉で媚びることが「可愛げ」なら私は無くてもいい
大人になっても「幼気」がいい
陽子の一人称視点で描かれたこの小説が空気のように自然に思えるのは私と陽子の考え方が似ているから
ずっと単なる杞憂であれば良いと思ってたことが
現実だった
そんなショックな出来事から立ち直る術が描かれている
彼氏のために使うはずだった予算で自分が立っていられるように支えとなる靴を買おうと決めた陽子が小気味良い
SATCもだけど上等な靴を一足私も欲しくなった
自分を支える靴とともに更に高みを望んで行けばいいもう下は向かない
上を見ていこうと決心した陽子が素敵に思えた
嫌な気分の日は眠りも浅くて自然と早起きになる
部屋の窓を開けて空気を入れ換えたら生まれたての朝日と目があって
それだけで幸せな気持ちに

厳しい冬が終われば暖かい春がくるから
