日本百名山を制す☆安達太良山☆ | まこblog ☆infinity space☆

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どこにでもいるOLのひとりごと

5月3日~5月4日で福島県にある安達太良山に行ってきました



安達太良山は、高村光太郎の智恵子抄にも登場する山です。


阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智惠子のほんとうの空だといふ」


(智恵子抄 あどけない話より)

現在の安達太良と漢字が違いますが、ほんとうの空を見てきました!


写真もちょっと多めにUPしますね!ではでは長文スタート!




5月3日朝 7時に出発したものの、東北道の渋滞にはまり・・・


結局登り始めたのは・・・予定より遅れて・・・15時




安達太良高原スキー場の駐車場に車を停めて


ゴンドラに乗らずに、自然歩道の方へ・・・




鶯の囀りに癒されながら進む春の山道。


高山植物に目をやりながら、深呼吸。


とても清清しくて気持ちの良い山道です。


雪解け水の音が耳に優しく響きます。


耳が聞こえづらくなっている私には特効薬!






ところが!!


残雪が思ったより多く・・・


先日買った軽アイゼンを装着しても慣れないため


心臓はドキドキ・・・一歩間違って谷側に足を滑らせたら滑落の危険!




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(怖がって進んでいる私を知らぬ間に先輩が写メってました・・・汗)


↑結構、傾斜がキツイでしょ?


にしても・・・ストローハットな自分、ファーブル昆虫記みたいな感じですな・・・汗



雪道と砂利道を繰り返し・・・


ソロソロ、疲れてきたなと思った頃・・・




硫黄の香りがしてきました。




あたりを見回すと山の谷間に山小屋が見えてきて


ほっとしつつも道は雪道・・・ゆっくり進みながら


くろがね小屋に到着したのは17時半近く




まだ明るく、近くに咲く水芭蕉が印象的でした。




夕飯は、評判の高いカレーライス★


また、天然の源泉掛け流しの温泉があり湯の花が浮かぶ湯船で一休み。


くろがね小屋は、ロッジ風の建物でとても清潔で快適でした。




山小屋で飲むお酒は格別で、ワインと日本酒を飲みながら


21時には就寝。




ガサゴソ音で目覚めた朝。


時計を見ると・・・朝の4時。


同じ部屋の人たちが早起きして準備してました。


私たちのパーティはみんな夢の中・・・




私も着替えたりガサゴソしていたら、30分後先輩が起床・・・つづいてもう一人のメンバーも。




5時過ぎには朝食を取り、ゴロゴロしながらも


6時半には山頂を目指し出発!






有毒な火山ガスで鉄山方面を経由するルートは閉鎖中。




いきなり、雪の急斜面を登る道からスタート。


登山初心者の私は軽く弱音を吐きそうになりながら


少し進むと開けたガレ場。


雪さえなければ歩きやすいからこのままと思っていたら・・・




超ロングな雪の斜面と遭遇・・・


しかも登るのではなく横断です。


山の斜面を登るより横断のほうがバランスも悪くとても怖いのです。


さすがの私でも足が生まれたてのコジカ並に振るえました。


先輩も進み始めてるし戻るわけにも行かず進みました。




おそらく、顔は般若面のような表情だったと自覚しております・・・(苦笑)


すっぴんで般若の表情は、誰にも見せられません!




前を進むメンズも・・・谷じゃなくて山側を見てても怖い・・・


足元しか見れないとぶつぶつ言ってました。




おぼつかない足取りで進んでいると


後ろのパーティが迫って来たため恐る恐る山側に避けてたら


見るに見かねてか


かなりの常連風の男性が「雪道は、こうやってキックステップで進むと滑らないよ」と


アドバイスしてくださいました。




お手本を見たせいか、少しゆとりも出てきて


なんとか雪の斜面をクリアしほっと一安心。




アイゼンを外して、ガレ場を歩く足取りは軽快で


お口の方も軽快に・・・




安達太良山の山頂の乳首と呼ばれる部分が見えてきて


再度の雪の斜面。


でも今度は横断ではなく、登りなので心なしか安心して進みました。




登りきったら、牛の背と呼ばれる場所に到着


沼の平火口が眼下に広がります。


なんとも言えない風景です。




足元はいつの間にか、赤い関東ローム層に似た土になっていました。


さらに少しの雪道を越えて




やっと頂上に到着です。






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山の稜線が綺麗です。




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若干眠そうなアタシ・・・・先輩に撮られてました・・・とほほ。




さらに、乳首と呼ばれる部分に登頂!


多少の鎖場はありますが、金峰山の五丈岩と異なり簡単に登れました。




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頂上でデジカメチェック中にまたしても撮られてました・・・


頂上に着いたらお楽しみが


温かい飲み物やら麺!!!




まず、お湯を沸かします。




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そして・・・コーヒー!


山頂で飲むコーヒーは格別。


カメラを避けてるけどね。(笑)




つづいて・・・


前日まで韓国に行っていた後輩H氏が持ってきた韓国ラーメン。


なんでカップ麺にしないんだよっ!って心の中でつっこみつつも


なんでお箸持ってこないんだよっ!って思いつつも


韓国から帰国した次の日に5時間運転して山に登り・・・・


帰りも運転してくれるH氏には感謝しなくては・・・




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やかんラーメンのできあがり!




お箸がないので、マドラーで食べました。






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ご満悦の昆虫博士。




下山ルートもこんな感じで




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雪道やら、泥道やら、ほぼ川みたいな


アドベンチャーワールド。


インディジョーンズのテーマが頭の中で流れてました。




そんな中泥道でコケてズボンが泥んこ祭りに・・・


怪我はしなかったので良かったのですが・・・




ゴンドラで登って、そこから山頂を目指す人が多くて


すれ違いましたが軽装なのが心配でした・・・


スニーカーとか・・・・



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(突起が安達太良山頂です。その上の空が智恵子のほんとうの空です。)



下山し、どっと疲れが出て目の前の富士急ホテルの温泉に浸かりました。




その後、相馬まで行き、斉春さんで、焼き魚定食を食べました。


売り切れ続出な、お店で、かなりおいしかったです。




はじめは、仙台に行こうって言ってたんだけど・・・


思ったより疲れもあり、渋滞もあり・・・




山の風景から一変、東京に戻ってくると現実の空に直面し


リアルが迫ってきたものの、東京育ちの私は悲しいかな


東京の空に疲れつつも、ほっとするのです。




私のほんとうの空は、この今いる上の空なんだと。


思いつつ・・・




東京にいるからこそ、山の良さが身にしみる気もしました。




なんだかんだ、癒された旅となりました。