畑で子どもに自給力を④〜虫で環境がわかる | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただきありがとうございます。


今回は、虫と自然農について書きます。

❤︎虫に害虫も益虫もない


虫は、

自然界においても、

自然農においても、

害虫益虫の区別なく、

すべてがわけがあって、

そこに誕生し、

そこに今を生き、

そこに死んでゆきます。


❤︎虫も含めて自然界が豊かになる


虫も

自然と一体となって

この今の営みに欠かすことの出来ない命たちであり、

命たちの営みをさらに豊かにするものでもです。

 

❤︎キャベツと青虫


キャベツに青虫がたくさんついて、

葉っぱが食べられて

葉っぱが網のようになっていることがあります。


それにとらわれるなら、

青虫は害虫と思うことになります。


しかし、

そのまま放っておいても、

キャベツは中心のところから葉っぱを作って結球していきますので、

芯まで食べられなければ大丈夫です。


❤︎アオムシと雑草


自然農で、

アオムシを放っておくことができるのは、

周囲の草々(雑草)があるからです。


キャベツだけだと、

アオムシは、他に食べるものがないので、

キャベツは食べ尽くされます。


周りに草があれば、

キャベツとアオムシの関係が

うまく保たれます。


❤︎草と小動物と作物の関係


草との関係をうまく保ったならば、

草も小動物も作物も、

そこで生死にめぐって、

いのちの営みをすることができます。


❤︎虫の異常発生は、調和が取れていない状態


虫の異常発生は、

作物も草々も小動物も

調和をもっていのちの営みができていない

ような環境になっている時に起こります。


❤︎虫が異常発生する役割は、自然に調和を取り戻すため


肥料を使いすぎて

野菜が育ちすぎているところに

虫が異常発生します。


そして、

虫たちは、

その育ちすぎている植物だけを食べ、

周りの植物と同じ状態にしようとします。


つまり、

偏った植物の生育を平準化し、

調和を取り戻してくれているのです。


❤︎虫を見て、自然を思う


だから、

もし、虫の異常発生あれば、

それは、

自然の流れに逆らっている

と思わなければなりません。


❤︎野菜を栽培するということは自然に手を加えること


自然の中に、

作物である野菜を栽培することは、

自然の営みに手を加えることです。


つまり、

自然のバランスを崩すことになります。


❤︎自然に優しく手を加える


私たちは、

エネルギーを他の生物を食べることからしか、

得ることはできません。


野菜を栽培し、

自然のバランスを壊すにしても、

それを最小限に抑えることが大切だと思います。


❤︎自然に感謝して、手を加える


また、

自然が生んだ雑草に感謝して、

雑草を刈ります。

自然が生んだ虫に感謝して、

虫を駆除します。


❤︎自然農を貫く


そして、

出来るだけ自然にダメージを与えない方法で、

行います。


それでも、

自然にダメージを与えているので、

自然バランスが崩れ、

虫が異常発生するかもしれません。


その時は、

謙虚にそうなった原因を反省して、

自然農を貫きます。


❤︎まとめ。虫で環境はわかる。


虫は自然と一体となって

自然の営みに欠かすことの出来ない命たちです。

虫の異常発生は

自然のバランスが崩れたことを示して、

自然のバランスを整える役割をしてくれます。

虫を見ることで

自然農がより自然に優しくものに改善することができます。

虫と静視して向き合うことで

感謝の気持ちと優しい気持ちが育ちます。


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