四谷大塚の公開組み分けテストで本当の学力を試す | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

 

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。

 

今回は、四谷大塚の公開組み分けテストについて書きます。

 

四谷大塚の予習シリーズは、

4週間連続して新しい内容を学び、

5週目がまとめの単元で復習を行い、

それのともに"公開組み分けテスト"があります。

 

"まとめの単元"と"組分けテスト"の同時に行われる、学力の定着を測る素晴らしいシステムです。

 

❤︎組分けテストの目的

 

"前4回分の単元で学習した考える論点と解く技術をどこまで使いこなすことが出来ているか"を問うことです。

 

5回目の組分け直前には、

"まとめの単元"をありますので、

復習が自動的にできる仕組みになっています。

 

そして、

前4週分の単元のどこに"穴"があり再復習すべきなのかを判断することできます。

 

❤︎四谷大塚 公開組分けテストの構成

 

1   四則計算

2  小問集

3〜4  大問A

5〜9  大問B

(4年は1〜7、5年は1〜9、6年は1〜8)

 

5年生が最も大問の数が多いのは、

"解く技術・考える論点を多く学ぶ大切な学年だからです。

 

また、

正答率が低いレベルCの問題が最も多いのも5年生です。

 

❤︎平均点の目安

 

算数200点・国語150点・理科100点・社会100点で、合計550点中、

 

4年:290点 〜 320点

5年:270点 〜 310点

6年:280点 〜 320点

 

❤︎出題と問題レベル

 

2  小問    基本レベルが中心

予習シリーズの 必修例題・基本のチェック・問題集の基本問題と少し応用問題

 

3・4  大問 基本レベル

予習シリーズの必修例題・基本のチェック・問題集の基本問題

 

5〜9  大問 応用発展レベル

予習シリーズの練習問題・2つの問題集の練習問題以上

 

❤︎レベル別の割合

 

レベルA(正答率50%以上)が、6割前後

レベルB(正答率15%以上50%未満)が、2割前後

レベルC(正答率15%未満)が、2割前後

 

❤︎A・B・C・S各クラスのボーダーライン

 

SクラスとCクラスのボーダーライン

4教科得点率75% 〜 80%前後

偏差値63-64程度がボーダー

 

CクラスとBクラスのボーダーライン

4教科得点率60 〜 65%前後

 

BクラスとAクラスのボーダーライン

4教科得点率45 〜 50%前後

 

❤︎算数でABCSのボーダーライン 

 

 

❤︎学習の"穴"を4回確認できる

 

週テストで、1〜2週間分の"穴"を2回確認

まとめ単元で、4週間の"穴"を再確認

公開組分けテストで、4週間の"穴"を再々確認

 

❤︎まとめ。公開組分けテストは本当の学力を試す

 

四谷大塚は、

週テスト

5週目はまとめ単元

そして、

公開組分けテストと続きます。

 

これらのテストは有機的に連動しています。

 

公開組み分けテストの目的は、

4週間で新しく学んだ、

解く技術と考える論点を使いこなして、

問題を正確に解くことができることです。

 

だから、

公開組分けテストで

思うように解けなかった場合は、

学習の"穴"を再々確認することができ、

復習の機会を与えてくれます。

さらに、

毎日の学習の甘さや浅さを気づくことができ、

より深く学ぶ学習へ変わっていく、

きっかけを与えてくれます。

 

一方、

公開組分けテストで、

思うように解けた場合は、

正しい勉強ができていること、

学力がしっかりと育つっていること

の証明になり、

何よりも、

子どもの自信と、やる気につながっていきます。