国語が苦手な子どもには多読を音読で | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

 

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。

 

中学受験で、合格する子どもは、国語の成績がいい子が圧倒的に多いといわれます。

 

なぜなら、

他の科目の問題も日本語で書かれているので、

国語力が全体の成績にもかつながるからです。

 

これは、中学受験だけに限ったことではありませんね。

 

❤︎国語を得意にするうえで最も重要なこと

 

それは、最後まで文章を読みきることです。

 

国語の読解問題では、

文章の内容を正しく読み取り、

設問に正しく答えることが求められるからです。

 

❤︎国語の苦手な子は

 

文章を最後まで読まずに設問に答えています。

 

傍線部分の付近だけを探して答えらしきものがあればそれを選び、

そこで見つからなければ「なんとなく」で答えます。

 

このような解き方でどれだけ問題を解いても、

読む力はつきません。

 

❤︎ 読解問題を得意にするには

 

最後まで集中力を切らすことなく、

文章を読みきる力を身につけることです。

 

このためには、

さまざまな長さやいろいろな種類の文章に触れ、数多くの文章を読んで文章に慣れることです。

 

学校の教科書をはじめ、

課題図書、

市販のテキストや問題集、

過去問などの本文(問題文)……

 

❤︎ 一日10分、一文章の音読で変わる

 

一日一文章

音読するだけです。

 

これを1カ月ほど続けるだけで.

"文章を読む力"は格段にアップします。

 

問題を解くのは、

文章を読む力がついてからです。

文章を読みきれないのに設問を解いても意味はありません。

 

❤︎文章を読むことへの苦痛を取り除く

 

国語の勉強をしたがらないのは、

"国語そのもの"というよりも、

"文章を読むことへの嫌悪感"てあることが多いです。

 

ですから、

文章を読むことへの苦痛を取り除くことが、国語を得意にするための第一歩です。

 

❤︎音読のポイント

 

❶文章を毎日読む

10分程度で読める文章を音読します。

 

❷はっきりと聞き取れる速度と声の大きさで読む

 

❸読み飛ばしや読み間違いをしない

間違えたり飛ばしたりしたら必ず読み直します。

 

❹句読点を意識してしっかり止まる

読点は1秒、句点は3秒ぐらい開けます。

 

❺音読を聞いていてあげる

聴いてあげることで効果が出ます。

 

❤︎ 音読することで設問を"見る"から"読む"に

 

問題文だけではなく設問も"音読"します。

問題文と同じで、設問は大事です。

 

設問を音読することで、正解にたどり着きます。

 

"それまで設問を見ていたが、読んでいなかった"のです。

音読をすることで、"今まで見えていなかったもの"が見えてきます。

 

"見る"から"声に出して読む"に意識を切り替えさせることが重要です。

 

❤︎まとめ

 

親「しっかりと読みなさい」

子ども「読んでいるよ」

これは、よくあること親子の会話です。

 

音読だと、

本当に読んだが確認できるので、

そうはなりません。

 

毎日の音読を聴いてあげ、

"ただ見る"を"本当に読む"に変えてあげましょう。

 

多読し、音読することは、

文章を集中力を切らさないで最後まで読み切る力を身につけさせます。

 

読み切る力があるから、

思考力や判断力、表現力が豊かになりますね。

 

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