024中学受験のすすめ~偏差値は、いい刺激、励みになる! | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

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♥偏差値教育の弊害説
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「偏差値は、テストの成績だけから導き出されるもので、
個人の資質や人間性、
学校の魅力をランク付けできるものではない。
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偏差値を上げるには、
テストで多くの正解を稼げる暗記力を中心とする学力が必要とされる。
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しかし、
実際に社会で求められているのは学力のみならず、
コミュニケーション力個性ひらめき……
学力そのものではない人間性にかかわる部分が大きいということもある。
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このギャップがあるにもかかわらず、
子どもたちは偏差値を上げるために必死に努力をしている。
こうして、学力は優れているが人間性に欠ける子どもが増えている。」
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とする偏差値弊害説のような考えがあります。
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子どもが、
偏差値の上下に一喜一憂し、偏差値に振り回される。
結果が出ないと、それまでの努力は評価されないと思ったり、
偏差値が上がらないと、勉強が嫌になる
と言われています。
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♥ひらめきとはどこから生まれるか
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芸術家は、
「創造力は、今まで蓄積した知識から生まれるもので、何もないところから生まれるものではない」
と言います。
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私はこの考えは正しいと思います。
つまり、ひらめきも、たくさんの知識の中から生まれるものです。
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だから、
いろいろな分野の知識をたくさん覚えることは大切なことです。
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♥コミュニケーション能力とは
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いろいろな言葉や知識を持っていると、表現力が豊かになり、相手が言いたいことも理解しやすくなります。
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これは、コミュニケーションを円滑に進めるための土台です。
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人間性の土台は、知識にあると思います。

スポーツを個性にしたり、芸術を個性にするのと同じように、勉強をすることも個性です。

その知識の使い方が、問題なんだと思います。

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♥人間性の問題は何が原因
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確かに、一人で孤独を感じながら勉強をしていると、学んだ知識は、自分のもので、自分のためだけに使う気持ちが強くなり、まわりのことは考えないようになるかもしれません。
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しかし、難問にぶつかったとき、
先生から一方的に教えられるのではなく、
先生と一緒に考えながら解決することを体験していると、
「自分は一人ではない」という安心感を持ってます。
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そんな体験を通して身につけた知識は、
自分のためだけでなく、
みんなのために使おうと考えられるようになります。
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つまり、一緒に勉強することから、社会性を身につけていくことになります。
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♥偏差値のことを問題にすること自体が問題
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偏差値がどうだと問題にするのではなく、
勉強はなんのためにするのかを問題にすべきだと思います。
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子どもと、勉強する意味を一緒に考えていくことが大切です。
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「勉強しないと、ダメな大人になる」
「勉強するのは自分のためだからしなさい」
はNGです。
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反骨精神や利己主義から生ずる競争心は、偏差値は上がるかもしれませんが、
社会性が育たず、生産的ではありません。

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❤︎まとめ。偏差値は勝ち負けでない.
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「勉強は、自分のためであり、みんなのためにする」ということを、親子で話し合ってほしいと思います。
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そしたら、
偏差値はみんなの頑張った結果の表れだ。
と思えるようになります。
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その結果に一喜一憂の仕方がかわります。
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偏差値が上がったら、
「やった!でも、まだ上がいるから、さらに頑張ろう!」
偏差値が下がっても、
「私も頑張ったけど、みんな頑張ったんだな。みんなすこいな!」
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こう思えると、
偏差値が、いい刺激になり、励みになりますね。

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さあ、みんなと一緒に競争しましょう!

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