中学入試で、方程式を使ってもいい! | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

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中学入試で方程式は使っちゃダメ……? と聞くことがあります。

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その理由は、

小学校で習わないから

「小学生は小学生のやり方でやらなければならない」から

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なんだか窮屈な感じがします。

学ぶことって、もっと自由であってほしいです!

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❤小学校では習わない「受験算数」

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中学入試の問題を解くために教えるのは、「鶴亀算」や「植木算」などの「特殊算」と呼ばれる手法です。

算数で習う足し算や掛け算を駆使しますが、特殊算は、学校で習わない「受験算数」です。

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❤方程式は、「算数に弊害」?

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文科省の学習指導要項では、方程式は中1の数学で学ぶことになっています。

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算数の学習に弊害が出るから、方程式は教えないという意見があります。

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それは、

方程式を学ぶ数学は、数を抽象化して考えるので、

具体的で『目に見える数』を扱う算数とは違うし、小学生には抽象的なアプローチはまだ難しい。

というものです。

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❤方程式の理解のため必要なものが多い

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一方、方程式によって解きやすくなる入試問題はごくわずか。

他方、等式の概念や負の数など、方程式を使うのに理解が必要なものは意外に多いので、効率が悪い。

という意見があります。

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❤方程式は便利

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ある中学受験経験者したお父さんは、

中学で方程式を学んだ時、その便利さに、「あのややこしい解き方は何だったんだ?」と思い、「自分の子が受験するなら方程式を教えよう」

と思っておられます。

このように思われる方は、意外と多いのではないかと思います。

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❤中学の数学は、「ダメな理由ない」

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「方程式で入試問題を解いても、減点する中学はない」。

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神戸の灘中学校の大西衡教頭は「方程式も正しければマル。正しいものをバツにする理由がない。児童が勉強を先に進めてはダメな理由もありません」と話します。

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東京の巣鴨中は、受験生や保護者向けの説明会で使ったはダメだと思っている一定数の親御さんがいるため、「方程式を使ってもよい」と説明するそうです。

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実際、私立中学の入試説明会等で方程式について尋ねる親御さんの話は割にいますが、『ダメ』と言われた話はないようです。

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❤だから、飛び級

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アーガス進学会では、中学受験を考えている方にも、飛び級をおすすめします。

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ただ、飛び級で中学の数学をする前に、

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『目に見える数』を扱う算数をしっかり学習します。

算数で大切な数量関係をしっかりと肌で感じで学んでいき、そして、中学受験に必要な特殊算も学びます。

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その上で、

『抽象的な』中学の数学を学習していきます。

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小学生の間に、中学2年生までの数学を終えれば、

中学受験の算数の問題の見え方が大きく変わると思います。

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また、中学に入学してから始まる、数学の授業にも、楽についていくことができます。

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そして、アーガスでは、中学生の間に、高校数学を修了することを目ざします!

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