より良い未来のためにキーになる感情は、"共感"。子どもの"共感力"を育てよう! | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

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今日、「愛情は水のように上から下へ」という言葉を知りました。
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これは、ママ・パパが子どもに何かをしてあげようとするとき、上の子から順番にしてあげると、兄姉は、弟妹を「先にしてあげて」と、弟妹の心を汲めるようになる。ということです。
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コロナの影響で、生活様式が大きく変わり、人との交わりが希薄になってます。そんな中で、互いに気持ちを通じ合わせようとする能力"共感"は、大切であり、すごく重要になりますね。
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❤️"共感"は生来持っているもの
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人はみな、生まれつき共感する力を持っているといわれます。
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しかし、誰もが共感力を持って生まれてくるとはいえ、幼少時の育てられ方で、その力が弱まってしまうことがあります。
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❤️子どもの共感力を育むには
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本格的に共感を育て始めるなら、まわりを意識するようになる 5歳から7歳が最適だといわれます。
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子どもたちは5歳から7歳くらいを境に、人と人との違いや共通点に気づき始めます。また、言語能力・情緒的な機能が向上し、思考能力・学習能力・問題解決能力の発達が加速するのもこの年齢です。
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❤️子どもの心に共感の種を育てる方法
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❶子どもの気持ちや他の人の気持ちを認め、受け入れる。
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❷子どもの気持ちや他の人の気持ちについて、日常的に話し合う。
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❸"私"を主語にして気持ちを話してもらう。
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たとえば、
「私はうれしい(そのときの気持ちを表現)。
「なぜなら、お姉ちゃんが私に本を読んでくだから(その気持ちが生じた理由を説明)」
必要であれば、「私も、妹に本を読んであげたい(その気持ちを受けて自分がしたいことを表現)」
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❹「ごめんなさい」の正しい使いかたを教える。
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子どもに、「悪かった」と感じた理由を説明し、自分の言動や行動の悪かった点について自覚を持ち、相手に与えた影響について理解していることを表現するためです。
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❺相手の気持ちを尋ねるのは大切だが、ボディランゲージや"空気の読み方"を子どもに教えると、共感をより深く育むことができます。
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❤️"共感力"は本当の優しさです。子どもたちがもともと持っている"共感"の感情をゆっくりと育てていってあげてほしいと思います!