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❤️悲しみも大切な感情の一つです。子どもが悲しみの感情を表現したときも「泣かない!」「痛くない!」など否定をするのではなく「悲しいね」「痛いね」とその感情に寄り添い、共感してあげることが大切です。共感されることで落ち着きを取り戻します。
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❤️また、「どうして泣いているの?」「なにが悲しいの?」などの言葉をかけ、子ども自身が、悲しい理由を考えて、感情を説明できるようにかみ砕いて問いかけてみましょう。自分の感情の説明と悲しいという問題の解決力を養うことができます。
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❤️子どもは親の言葉や表情をよく見、感じ取っています。親が「泣く子は嫌い」「すぐに泣かない!」などの特定の感情表現を嫌うと、子どもは親に嫌われたくないために、その感情を我慢して表現しないようになります。その結果、自分の感情をうまく表現できなくなってしまいます。家庭内で過度に我慢させすぎてしまうことは、反対に家庭の外で感情が爆発する要因にもなります。
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❤️また、悲しみの感情を教えるために、絵本の読み聞かせも有効です。絵本のなかの登場人物や動物の気持ちになって、子どもと一緒に「悲しいね」「寂しいね」と言いながら悲しみの感情を育めます。また、悲しみの感情を知ることで、相手の悲しみも徐々に理解できるようになってきて、思いやりのある行動がとれるようになります。