【身近な問題:"ピタッと入るピース"とは何か?】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


ポニョのジグソーパズル

 2階の休憩コーナーに、ポニョのジクソーパズル(1000ピース)を出しました。


 2階で行うアルゴクラブや個別進度学習に通う生徒達が、授業の前後や休憩時間に少しずつ作ってくれました。あとは、単色のピースを配置するばかりです。


 面積の大きい単色ピースの組立ては、ピース形状しか頼る情報がない単純作業です。


 アプローチはおそらく2通りです。

「手に取った1つのピースを配置可能な場所に総当たりする」

か、または、

「特定の一ヶ所に配置可能なピースを持ち替えながら総当たりする」

のどちらかです。いずれにしても単純な総当り作業なので、機械に処理をさせたくなります。


 コンピュータープログラムにおいて、条件を満足する限り処理を進め、候補がなくなったら処理を戻して別の解を探す、このような繰り返し処理を「バックトラック法」といいます。処理の要は、人間が指先で感じる「ピタッと入ったらOK」という感覚の判定方法にあります。小学生低学年でも分かることですが、機械に理解させるのはなかなか難しそうです。改めて「人間って、すごいなぁ」と思います。


 そんなことを考えながら、"ピタッと入るピース"を生徒と一緒に探しています。