【ぷちマナビオ:"ヒミツを知る"ということ】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


きってひらくと

 「サイコロの秘密を教えるね。あのね...。」


 サイコロは背中合わせの面(上面に対してなら下面)を足すと7になります。理解するためには加算の概念が必要ですが、対面の点を連続して数えることで、年長さんでも秘密を解くことができます。ある面の対の面を推理してあてるゲームでは、減算の概念を学ぶことができます。


 サイコロの秘密を学んだ後、

「これは、みんなにだけ教える秘密。だから、お友達には内緒にしておこうネ!」

と言うと、小さな生徒が困った顔をして

「おかあさんにも言っちゃダメ?」

と質問されました。心がチクリと痛んだので

「自分で『この人はいい!』と思える人には教えてもいいよ。きっとビックリするだろうネ!」

と言い変えました。


 他人が知らない"秘密を知る"ことは、大人の自分には得することしかないと思えました。ところが、「知っていることを信頼している人に言えない辛さ」もあることに気づかされました。


 マナビオに通う、最も年下の生徒との小さなやりとりでしたが、大きなことを学んだ気がしました。