
紙に水性ペンと油性ペンで小さな点を書いて、水やアルコールを使ってインクを分離させています。
溶液に紙の端を浸すと、見る見るうちにインクが上へ吸い上がっていきます。このように紙を使う"ペーパークロマトグラフィー"という手法を使うと、混色されたインクを元の色に分離させることができます。同じ色のインクでも水でやった場合とアルコールでやった場合では、結果が異なります。さらには、ペンのメーカーによっても結果は異なります。
分離させるだけなら必要ありませんが、インクを置くところには手順通り、原点を示す線を書いています。この線を使って算出される数値にも意味があります。
およそ100年前、発見者であるロシアの植物学者が植物色素を分離させるために用いた技術です。
言葉の意味は、ギリシャ語で「色(chrōma)を分ける」だそうです。
ネーミングがかっこいいですよね。
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